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第131回事業年度(平成27年度)上半期財務諸表等について

2015年11月26日
日本銀行

資産・負債の状況

平成27年度上半期末における資産・負債の状況をみると、総資産残高は、国債を中心に前年同期末と比べ89兆283億円増加(+32.1%)し、366兆1,278億円となった。また、総負債残高は、預金(当座預金)を中心に前年同期末と比べ88兆7,351億円増加(+32.4%)し、362兆3,602億円となった。

こうした日本銀行の資産・負債の変化を詳しくみると以下のとおりである。まず、資産の部をみると、国債が、「量的・質的金融緩和」のもとで買入れが進んだことから、309兆5,718億円と前年同期末を80兆2,603億円上回った(+35.0%)ほか、貸出金も、貸出増加を支援するための資金供給の増加等により、35兆457億円と前年同期末を5兆1,264億円上回った(+17.1%)。なお、「貸出支援基金」による貸付金の残高は、29兆8,978億円となった。

次に、負債の部をみると、当座預金が、国債の買入れ等を通じた資金供給の増加により、242兆2,294億円と前年同期末を80兆7,121億円上回った(+50.0%)。この間、日本銀行券の発行残高は、91兆5,617億円と前年同期末を5兆998億円上回った(+5.9%)。

損益の状況

平成27年度上半期の損益の状況についてみると、経常利益は、前年同期比1,369億円減益の6,591億円となった。これは、経常収入が増収となった一方で、外国為替関係損益の益超幅が縮小したことを主因とするものである。

特別損益は、外国為替関係損益が益超となったことを受け、外国為替等取引損失引当金の積立てを行ったこと等から、-127億円となった。

以上の結果、税引前当期剰余金は、前年同期比2億円減少の6,463億円となり、法人税、住民税及び事業税を差し引いた後の当期剰余金は、前年同期比409億円増加の6,288億円となった。

自己資本の状況

平成27年度上半期末の自己資本比率は7.94%と、前年度末(8.20%)に比べ低下した。

照会先

政策委員会室

高野
Tel : 03-3279-1111

1.平成27年度上半期末の資産、負債及び純資産の状況

平成27年度上半期末の資産、負債及び純資産の状況(単位 : 億円)
平成26年度
上半期末
(A)
平成27年度
上半期末
(B)
比較

(B) - (A)
前年同期
末比%
(資産の部)
金地金4,4124,412――――
現金2,6552,155- 499- 18.8
国債2,293,1153,095,718+802,603+35.0
(うち長期国債)1,798,3342,628,320+829,985+46.2
コマーシャル・ペーパー等21,53019,980- 1,550- 7.2
社債31,71231,777+65+0.2
金銭の信託
(信託財産株式)
13,70013,722+21+0.2
金銭の信託
(信託財産指数連動型上場投資信託)
32,21062,388+30,178+93.7
金銭の信託
(信託財産不動産投資信託)
1,6042,556+951+59.3
貸出金299,193350,457+51,264+17.1
外国為替65,22971,537+6,307+9.7
代理店勘定98150+51+52.6
その他資産3,5124,462+950+27.1
有形固定資産2,0171,956- 60- 3.0
無形固定資産11- 0- 7.3
資産の部合計2,770,9943,661,278+890,283+32.1
(負債の部)
発行銀行券864,618915,617+50,998+5.9
預金1,662,8742,489,903+827,028+49.7
(うち当座預金)1,615,1732,422,294+807,121+50.0
政府預金12,92962,469+49,5394.8倍
売現先勘定154,938112,655- 42,283- 27.3
その他負債875552- 322- 36.9
退職給付引当金1,9921,974- 18- 0.9
債券取引損失引当金22,43322,433――――
外国為替等取引損失引当金15,58817,997+2,409+15.5
負債の部合計2,736,2513,623,602+887,351+32.4
(純資産の部)
資本金11――――
法定準備金28,86231,385+2,522+8.7
特別準備金00――――
当期剰余金5,8786,288+409+7.0
純資産の部合計34,74237,675+2,932+8.4
負債および純資産の部合計2,770,9943,661,278+890,283+32.1
  • (注1)計数については、円単位での計算後、億円未満を切り捨てて表示しているため、表上の合計額とは必ずしも一致しない(他の計表も同様)。
  • (注2)( 値なし )の表記は、計算上ゼロあるいは該当数字なしを示し、( 0 )の表記は、単位未満を切り捨てた場合のゼロを示す(他の計表も同様)。

2.平成27年度上半期の損益の状況

平成27年度上半期の損益の状況(単位 : 億円)
平成26年度
上半期
(A)
平成27年度
上半期
(B)
比較

(B) - (A)
経常収益 (A)9,6348,660- 974
貸出金利息134173+38
国債利息5,1626,391+1,229
コマーシャル・ペーパー等利息98-0
社債利息1919-0
外国為替収益3,359639- 2,719
その他9491,427+477
経常費用 (B)1,6732,069+395
売現先利息395- 34
外国為替費用――21+21
経費891914+22
その他7411,127+385
経常利益 (C) = (A) - (B)7,9616,591- 1,369
経常収入5,6436,938+1,295
長期国債関係損益――――――
外国為替関係損益3,055272- 2,783
経費- 891- 914- 22
その他153294+140
うち金銭の信託(信託財産株式)運用損益214244+29
金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)運用損益562994+431
金銭の信託(信託財産不動産投資信託)運用損益3550+15
補完当座預金制度利息- 681- 1,060- 379
特別利益 (D)3310- 23
特別損失 (E)1,528137- 1,391
特別損益 (F) = (D) - (E)- 1,494- 127+1,367
うち債券取引損失引当金――――――
外国為替等取引損失引当金- 1,527- 136+1,391
税引前当期剰余金 (G) = (C) + (F)6,4666,463- 2
法人税、住民税及び事業税 (H)587174- 412
当期剰余金 (I) = (G) - (H)5,8786,288+409
  • (注1)経常収入は、貸出金利息、国債利息、コマーシャル・ペーパー等利息、社債利息、外貨債券の利息収入、貸出料及び外貨預け金等利息の合計額。
  • (注2)長期国債関係損益は、国債(長期)売却損益の額。
  • (注3)外国為替関係損益は、為替差損益の額。
  • (注4)各種引当金の-符号は、積立て(減益要因)を示す。

参考計表

1.資産残高の推移

日本銀行の総資産残高とその前年比伸び率の推移のグラフ。平成24年9月以降27年9月まで、総資産残高は右肩上がりで増加する一方、前年比伸び率は26年2月まで上昇を続けた後、徐々に低下している。

「貸出支援基金」(注)による貸付金の残高

「貸出支援基金」による貸付金の残高(単位 : 億円)
25年度末26年度末27年度
上半期末上半期末前年同期末比
増減額
貸付金合計126,864284,610210,591298,978+88,387
成長基盤強化を支援するための資金供給41,36861,15651,55462,860+11,306
貸出増加を支援するための資金供給85,496223,454159,037236,118+77,081
  • (注)「貸出増加を支援するための資金供給」の創設(24年12月。資金供給開始は25年6月)時に、従来から行ってきた「成長基盤強化を支援するための資金供給」と合わせて「貸出支援基金」とした。

2.長期国債関係損益の推移

2.長期国債関係損益の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
長期国債関係損益20――――――
売却益20――――――
売却損――――――――――

3.外国為替関係損益の推移

3.外国為替関係損益の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
外国為替関係損益
(為替差損益)
6,1947,6013,055272-2,783
26ねん3月末26ねん9月末27ねん3月末27ねん9月末
ドル相場の推移103.23円109.66円120.03円119.90円
ユーロ相場の推移142.21円138.51円128.96円133.99円
ポンド相場の推移172.07円177.78円177.93円181.33円

4.金銭の信託(信託財産株式)運用損益の推移

4.金銭の信託(信託財産株式)運用損益の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
金銭の信託(信託財産株式)運用損益42149721424429
配当金等42848921425742
減損-39――――-12-12
売却損益328――00

5.金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)運用損益の推移

5.金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)運用損益の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)運用損益375591562994431
分配金等375591562994431
減損――――――――――
売却損益――――――――――

6.金銭の信託(信託財産不動産投資信託)運用損益の推移

6.金銭の信託(信託財産不動産投資信託)運用損益の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
金銭の信託(信託財産不動産投資信託)運用損益6677355015
分配金等6677355015
減損――――――――――
売却損益――――――――――

7.経常収入関係

(1)経常収入の推移

(1)経常収入の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
経常収入9,08711,4475,6436,9381,295
円貨資産8,38510,7855,3256,5931,267
貸出金25628613417338
国債8,05710,4405,1626,3911,229
短期国債29510895-28-124
長期国債7,76110,3315,0666,4201,353
コマーシャル・ペーパー等181998-0
社債53391919-0
外貨資産70166131734527

(2)運用資産平残の推移

(2)運用資産平残の推移(単位 : 億円)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
運用資産合計(平残)2,028,6542,752,8692,550,2933,388,240837,947
円貨資産1,976,7492,696,3542,495,5073,326,187830,680
貸出金256,114286,280267,753345,21177,458
国債1,669,6582,355,2222,173,1612,926,781753,619
短期国債403,992499,437486,902496,1709,268
長期国債1,265,6651,855,7851,686,2592,430,610744,351
コマーシャル・ペーパー等20,14822,48222,27522,145マイナス129
社債30,82832,36832,31732,049マイナス267
外貨資産51,90556,51454,78562,0527,267

(3)運用資産利回りの推移

(3)運用資産利回りの推移(単位 : %)
25年度26年度27年度
上半期上半期前年同期比
運用資産合計(利回り)0.4470.4150.4410.409-0.031
円貨資産0.4240.4000.4250.396-0.029
貸出金0.1000.1000.1000.1000.000
国債0.4820.4430.4730.436-0.037
短期国債0.0730.0210.039-0.011-0.050
長期国債0.6130.5560.5990.528-0.070
コマーシャル・ペーパー等0.0920.0880.0820.078-0.004
社債0.1740.1220.1220.122-0.000
外貨資産1.3511.1711.1541.111-0.042

8.自己資本残高及び自己資本比率の推移

8.自己資本残高及び自己資本比率の推移(単位 : 億円)
25年度末26年度末27年度
上半期末上半期末前年度末比
増減
資本勘定(A)28,86331,38628,86331,386――
資本金1111――
法定準備金等28,86231,38528,86231,385――
引当金勘定(B)36,49340,29438,02140,430+136
貸倒引当金(特定を除く)――――――――――
債券取引損失引当金22,43322,43322,43322,433――
外国為替等取引損失引当金14,06017,86115,58817,997+136
自己資本残高(A) + (B) = (C) 65,35771,68066,88571,817+136
銀行券平均発行残高(D)844,116873,941861,546903,844+29,902
自己資本比率(C)/(D)×1007.74%8.20%7.76%7.94%-0.26%
  • 法定準備金等には特別準備金(13百万円)を含む。

9.保有有価証券の時価情報

国債(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末2,697,9212,746,06748,145
27ねん9月末3,095,7183,150,20954,490
コマーシャル・ペーパー等(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末19,78919,789――
27ねん9月末19,98019,980――
社債(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末32,43032,395マイナス35
27ねん9月末31,77731,737マイナス40
金銭の信託(信託財産株式)(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末13,51029,78316,273
27ねん9月末13,49726,38212,885
金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末45,72069,63723,916
27ねん9月末63,39378,47415,081
金銭の信託(信託財産不動産投資信託)(単位:億円)
価額時価評価損益
27ねん3月末2,0522,868816
27ねん9月末2,5393,086547
  • (注1)金銭の信託は、信託財産(約定ベース)のみを対象としているため、上記の帳簿価額は貸借対照表価額とは必ずしも一致しない。
  • (注2)時価は、期末日における市場価格等に基づいている。

10.概算納付金

第131回事業年度(平成27年度)に係る国庫納付金の概算納付は行わないこととした。