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第15代総裁:結城豊太郎(ゆうきとよたろう)

第15代総裁 結城豊太郎の写真

就任
昭和12年7月27日
退任
昭和19年3月18日
出身地
山形県

15代目の日本銀行総裁である結城豊太郎は、明治10年、山形県赤湯に生まれ、東京帝国大学法科を卒業後、直ちに日本銀行に入行しました。大正8年、大阪支店長兼理事に就任してからは、手形決済不能に陥った金融機関に特別融通を実施するなど、恐慌が関西一帯に蔓延することを未然に防止しました。大正10年に一転、安田善次郎亡き後の安田財閥の統帥者として招へいされた後、日本興業銀行総裁を経て、日本銀行総裁に就任しました。

日華事変勃発後の国家統制色の強い社会情勢の中にあって、自らの発意により金融協議会を設置するなど金融界に自主的な力を残そうと試みたほか、昭和17年の旧日本銀行法の制定に当っても、政治の圧力に抗して金融の中立性確保のために大いに努力したことが広く知られています。

また、郷里の赤湯の私邸を、実業公民学校の付属施設として生徒に開放するなど、人材の育成に非常に熱心な人であったと言われています。

(出典:広報誌『にちぎんクオータリー(1998年春季号)』)