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【特定職(専門分野特定タイプ)】業務局(法律専門) S.T. さん

社会の変化を見越した
新しい事務の仕組みをつくる

S.T. さん

特定職 専門分野特定タイプ
業務局 総務課
国庫業務企画グループ
主査(法律専門)

日本銀行は「政府の銀行」として、年金や税といった国庫金の受払いを行っており、私はこうした国庫事務の仕組みづくりに従事しています。これまで携わった主なプロジェクトとしては、国庫事務の電子化があります。国庫金を受払いする際には、国民・金融機関・官庁との間で情報を授受する必要がありますが、その授受のほとんどが従来は書面で行われてきました。これを見直して関係者間をつなぐシステムを構築し、ペーパーレス化することで、国民の皆様の利便性を向上させ、関係機関の事務を効率化させるプロジェクトです。

日本銀行は早くからこのプロジェクトに取り組み、既に様々な仕組みを構築して電子処理の割合を着実に増加させてきました。現在は、キャッシュレス決済への社会的関心の高まりを追い風に、税や保険料の電子納付が増えるよう施策を講じたり、システムを利用して授受できる情報の範囲を広げたりと、更なる電子化に向けて取り組みを行っています。

高い公共性にやりがい、日々の成長におもしろさ

プロジェクトの中で私が担当するのは、新たな仕組みに対応した規程(事務の根拠となる規則)の作成、金融機関や官庁との契約や協定書の締結、法令改正に向けた官庁への働きかけなどです。それぞれの案件が始まると、新しい仕組みにおいて、誰と誰がどのような権利義務に基づき、いつまでにどういった取引を行うのかを、整理・検討する作業に取り掛かります。既存の仕組みを把握したうえで、法令面だけでなく、会計・税務・システムがどう変わるのかを理解し、それを紐解いてルールとして決めるべきことを見極め、規程や契約の案文としてまとめます。そして案文を日本銀行内外の関係者と調整し、意見を取り込みながら合意を形成して、最終的に規程や契約として効力を生じさせます。このような準備を経て、新しい仕組みは実施日を迎えます。

国庫金の受払いは常に円滑に行われることが求められ、国民の皆様にとっては利用できることが当たり前の公共性の高いインフラです。世の中に必要不可欠な仕組みづくりに携わっていること、自らの仕事の成果が国民の利便性や社会の効率性の向上に直結することに、やりがいを感じています。また、新たな仕組みづくりは、新たな知識の習得の連続です。他分野の専門性をもった同僚とチームを組んでプロジェクトを進めていく中で、入行10年を過ぎた今でも日々、知識の広がりや成長を実感できることに、おもしろさを感じています。

出向を経て一層の貢献を目指す

入行から8年間、国庫事務の仕組みづくりに携わった後、2年間、国税局に出向しました。国税局では、納税者の方からの税務上の取り扱いに関する事前照会を受け、回答する業務に従事しました。担当業務は不慣れなものでしたが、国税局の上司や同僚から辛抱強くあたたかい指導を受け、複雑な事実関係を整理する力や、事実を法令や通達にあてはめて妥当な結論を導く力を高めることができました。これまで成長を支えてくれた日本銀行内外の多くの方々に恩返しできるよう、今後は一層専門性を磨き、具体的な成果を挙げていくことで、貢献していきたいと考えています。

S.T. さんのあゆみ

2007年4月 業務局入行
国庫業務企画担当
2015年7月 財務省出向
2017年7月 業務局総務課
国庫業務企画グループ

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