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総務人事局長からのメッセージ

総務人事局長からのメッセージ: 日本銀行 総務人事局長 吉岡 伸泰

日本銀行の採用HPをご覧いただきありがとうございます。このHPをご覧になっている方は、この春から就職活動に取り掛かろうとしている方でしょうか、或いは、少し先に見込まれる就職活動に備えて情報収集をしている方でしょうか。いずれにせよ、予め自分の未来を見通すことのできる人などいない筈ですから、希望とともに若干の不安を抱きながら、将来の選択肢について色々と考えているところだと思います。このHPでは、皆さんに、日本銀行に関する具体的なイメージを描いていただけるように、黒田総裁のインタビューを始め、職員の生の声や日本銀行の業務の概要を紹介しています。

このHPをご覧いただいている方で、日本銀行に対して、既に何らかのイメージをお持ちの方は少なくないと思います。皆さんが使っているお札はいわば日本銀行の代表的な商品ですし、学校の授業だけでなく、新聞、TV等で、日本銀行の名前を何度か聞いたことがあると思います。しかしながら、そうした場面でみていただいている姿は、日本銀行の切り取られた一面にすぎません。そこで、皆さんの理解に少しでもお役に立てるように、以下では、日本銀行勤務を通じて私なりに感じたことを幾つかお話してみたいと思います。

第一に、日本銀行の仕事は多岐に亘っているということです。具体的に申し上げれば、金融政策の企画・立案、金融システムの安定確保、発券、決済システムの運営、国庫、国債、調査等、日本銀行の仕事は幅広い領域に亘っています。また、5,000名の職員を抱えていることもあって、組織の運営に関しても多様な仕事があります。さらに、わが国の金融機関や企業の活動が一段と国際化する中にあって、海外当局とも連携しつつ、国際金融システムの安定確保に向けて適切な役割を果たしていくことを求められる場面もこれまで以上に増えてきています。

第二に、そうした多岐に亘る仕事をこなしていくためには、多様な人材を確保・育成し、その能力を最大限に活用していく必要があるということです。日本銀行は、多岐に亘る仕事を企画し、それを現場の力を通じて具体化していく組織です。企画から現場に至る様々な部署の力を結集し総合力を発揮していくためには、斬新な企画力、日々の仕事を地道にこなしていく優れた実務力、の二つがバランス良く揃っていなければなりません。こうした組織の特徴を反映して、日本銀行で働いている職員が得意とする分野は、金融、経済、法律、会計、システム等々、広範な領域に及んでいます。

第三に、日本銀行は常にチャレンジを続けていく宿命にある組織であるということです。現在、日本銀行はわが国において唯一の中央銀行とされています。しかしながら、新興国経済の拡大、IT化の進展等、日本銀行を取り巻く外部環境は時々刻々変化しており、取り組むべき課題は多様化、複雑化しています。例えば、円よりも利便性の面で優れた決済システムを有する新興国の出現、ビットコインのようなITを活用した新しい小口決済手段の登場等、ある意味で既存の金融秩序や枠組みに収まらない動きは少なくありません。日本銀行に対する社会の信認を維持していくためには、外部環境の変化に十分目配りしつつ、中央銀行としての機能の維持・向上に努めていく必要があります。

第四に、日本銀行で働く職員には、中央銀行の仕事を完遂するための高い専門性と、公益のために働く、という使命感が求められるということです。多岐に亘る仕事を着実にこなし、外部環境の変化にも的確に対処していくためには、一人一人の職員に、それぞれの部署でプロフェッショナルとして活躍してもらわなければなりません。また、日本銀行の仕事が国民の生活と密接な関係を持つものである以上、常に、「国民の役に立つためには何をなすべきか」を自問自答しつつ、日々の仕事に真摯に取り組む姿勢が求められます。そして、公益の実現に向けて大きな影響力を行使できる組織であるが故に、国会への報告、金融政策決定会合議事録の公開等、様々な局面で、国民に対して、説明責任を適切に果たしていかなければなりません。

皆さんは、将来の選択に向けてご自分の考えを固める大切な時期を迎えつつあることと思います。そうした中で、日本銀行のHPが少しでもお役に立つことができれば光栄に存じます。そして、このHPを通じて日本銀行という組織に興味を持たれたのであれば、ぜひ、説明会にも参加して、直に日本銀行の仕事に携わっている先輩方と話をしてみてください。そうした機会を通じて、「日本銀行という組織の一員に加わって様々な課題に挑戦してみよう」、とエントリーシートを提出していただけるのであれば、これほど嬉しいことはありません。

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