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RTGS化等の準備状況等に関する通知等

2000年10月17日
日本銀行




 日本銀行は、「RTGS化等」(日本銀行当座預金決済と国債決済のRTGS化、オンライン当座預金振替のサービス提供時間延長、および与信・担保システムの稼働開始をいいます。)について、現時点での日本銀行における準備状況等を取纏め、当座預金取引先および日銀ネット国債系オンライン利用先に連絡することとしました。以下はその全文です。



 日本銀行では、日本銀行当座預金決済と国債決済のRTGS化、オンライン当座預金振替のサービス提供時間延長、および与信・担保システムの稼働開始(以下「RTGS化等」といいます。)の実現に向けて、現在、関係者の方々のご協力を得ながら、所要の準備作業を進めております。

 RTGS化については、取引先の皆様方の準備も着実に進捗していると認識しておりますが、今後の作業をさらに円滑に進めていただくため、現時点での日本銀行におけるRTGS化の準備状況等について、以下のとおり連絡いたします。


1.総合運転試験フェーズ1の実施結果およびフェーズ2について


(1)総合運転試験フェーズ1の実施結果

 日本銀行では、8月19日から9月10日にかけて、日銀ネット利用先ほぼすべての参加を得て、総合運転試験フェーズ1を実施しました。同フェーズ1は、RTGS化に伴い新たに提供されるシステム上の機能の習熟を目的とするものでしたが、予定していた操作手順や事務フロー等の確認作業を順調に消化することができ、その目的を確実に達することができたと考えています。

(2)総合運転試験フェーズ2について

日本銀行では、引続き10月21日から12月3日にかけて、RTGS化後の決済慣行や事務体制等を確認する本番リハーサルとして、総合運転試験フェーズ2を実施する予定です。総合運転試験フェーズ2には、日銀ネット利用先の8割にあたる約400先が参加される予定(決済件数全体に占める割合は9割以上)であるほか、日銀ネット利用先でない市場参加者の方々も間接的に参加されるものと伺っています。

 RTGS化は、資金・国債決済の枠組みにとどまらず、市場慣行や、それに伴う市場参加者のシステム・事務面に亘る変更を伴うものです。今回の総合運転試験フェーズ2を通じて、本番運用を想定した体制で事務の流れに慣れていただくとともに、RTGS化の実施までに修正・調整を要する事項が洗い出され、ひとつひとつ早期に対処されることを期待しております。

 フェーズ2の参加予定先にはすでに実施手順書および参加先一覧をお送りしておりますので、これらを適宜ご利用いただきながら、大口顧客等の代行決済を担われるような場合には、必要に応じ、当該顧客との間での事務処理手順などについてあらかじめご確認いただくようお願いいたします。


2.RTGS化の実施日


 日本銀行では、本年5月、RTGS化の実施時期について、「平成13年1月4日を実施予定日とすることが最も望ましいのではないかと考えている」旨を取引先の皆様にご連絡するとともに、対外公表いたしました。この方針については、現時点でも、変更はありません1

 上記RTGS化の実施時期については、今後、総合運転試験フェーズ2の実施結果等を踏まえて日本銀行において最終的に決定することになりますが、特段の事情の変化がなければ、予定どおり平成13年1月4日とすることを12月中旬頃に正式に決定し、取引先の皆様方にご連絡、対外公表する予定です。


1RTGS化の実施日の検討状況に関する通知等」(平成12年5月9日)をご参照下さい。


3.RTGS化に向けた日本銀行の年末年始体制等


 日本銀行では、本年末から明年初(本年12月30日(土)〜明年1月4日(木))にかけて、以下のような手順でRTGS化実施にかかる移行作業等を行う予定です。


(1)日本銀行におけるRTGS化にかかるシステム移行等

イ. 12月30日(土)、31日(日)

 日本銀行内部における、RTGS化にかかるシステム移行作業を実施。

ロ. 1月1日(月)

 上記システム移行に続き、日本銀行内部における走行確認試験を実施。

ハ. 1月2日(火)

 システム移行後における取引先(希望先のみ)との間のオンライン接続確認試験(取引先とのコンピュータ接続の確認等)を実施。


 詳細(参加希望の確認等を含む)については、別途取引先の皆様にご連絡しております。


(2)取引先金融機関等における対応状況の把握等

 来年1月4日におけるRTGS化の円滑な実施のためには、日本銀行として、各取引先におけるRTGS化に向けての準備作業の進捗状況を的確に把握することが重要となります。

 取引先の多くは年内最終営業日までにRTGS化への対応を終えるものと見込まれますが、大手先を中心に、年末年始にRTGS化に伴うシステム移行等を行う先も少なくないものとみられます。これらの先については、年末年始の期間中、必要な範囲で作業の進捗状況を確認させていただく予定です。その詳細や手順については、該当する取引先の皆様に別途ご連絡します。


(3)RTGS化実施に支障がないことの最終確認

 日本銀行では、上記日本銀行の走行確認試験の結果や取引先における移行作業の状況等を踏まえて、1月2日(火)を目処にRTGS化実施に特段の支障がないことを最終的に確認する予定です。この確認結果については、日本銀行ホームページへの掲載等を通じてお伝えする予定です。

 なお、万一何らかの理由によりRTGS化の実施を延期せざるを得なくなった場合には、事前に作成する「RTGS化にかかる連絡先一覧」(注)に基づき、速やかにその旨を取引先の皆様にご連絡します。


(注) 日本銀行では、年末年始においてRTGS化にかかる連絡体制を確保するため、RTGS化にかかる連絡先一覧を作成するとともに、日本銀行側の連絡先について取引先金融機関、民間決済システム運営主体等にご連絡する予定です。なお、当該連絡先一覧は、12月入り後に作成する予定ですので、その際には改めてご協力をよろしくお願いいたします。


(4)RTGS化の実施日(1月4日)における日銀ネットの前倒し開局

 日本銀行では、RTGS化に伴う担保制度の変更を円滑に進める観点から、RTGS化の実施日(1月4日)には、午前8時に日銀ネットの前倒し開局を行い、通常の業務開始時刻である午前9時までに取引先が登録国債および振決国債を共通担保として差入れることを可能とする予定です。この措置の詳細については、別途ご連絡します。


4.RTGSへの移行に関する留意事項

 日本銀行および取引先におけるRTGS化への対応については、これまでのところ、総合運転試験をはじめ、順調に進んでいると認識しております。ただ、それと同時に、万一の場合に対する備えも引続き重要と考えています。取引先の皆様におかれても、(a)RTGS化は予定どおり1月4日に実施されたが、何らかの理由で自らのRTGS化対応が間に合わなかった場合、(b)RTGS化実施が延期された場合の、それぞれのケースについて、「対応計画」を整備していただくことが必要であると考えます。こうした「対応計画」には、(a)および(b)における社内外の連絡体制、必要に応じシステムを戻す(フォールバック)作業、1月4日以降における日銀ネット関連事務の対応方法等が含まれると考えられます。今後も、日本銀行より、対応計画の策定に参考となる連絡をお送りする予定ですので、こうした連絡等をも踏まえつつ、各取引先における対応計画の整備を進めて頂くようお願いします。

 なお、万一RTGS化の実施を延期せざるを得なくなった場合(上記(b)の場合)、日本銀行では、1月4日については従来のシステム環境下で日銀ネットを運行する予定です(「時点決済」が存続するため、支払指図について即時もしくは時点を指定して日銀ネットへ入力する必要があります)。


以 上

(本件に関する照会先)

 日本銀行信用機構室決済システム課(電話番号<代表>:03−3279−1111)
    浅田(内線 2908)、下田(同2961)、中村(同2964)

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