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BIS支払・決済システム委員会による報告書「クロスボーダー担保スキーム」の公表について

2006年 1月 9日
国際決済銀行
支払・決済システム委員会

日本銀行から

 BIS支払・決済システム委員会(CPSS)では、報告書「クロスボーダー担保スキーム(原題:Cross-border collateral arrangements)」を公表しました。以下には、CPSSが公表したプレス・リリースの日本銀行仮訳を掲載しています。

 なお、プレス・リリースおよび報告書の原文(英語)はBISのウェブ・サイト(アドレス:www.bis.org(外部サイトへのリンク))に掲載されておりますので、併せてご参照下さい。

日本銀行仮訳

プレス・リリース
クロスボーダー担保スキーム

支払・決済システム委員会(CPSS)は、本日、「クロスボーダー担保スキーム」に関する報告書を公表する。

過去数年、金融市場のグローバル化および金融市場取引におけるカウンターパーティ・リスクの削減のための担保利用の増加を背景として、銀行界では、ある国所在またはある通貨建表示の担保を、他の国または他の通貨建てでの流動性調達に利用する可能性に関する議論が行われてきた。平常時または緊急時における外国資産の担保受入れは、商業銀行の日中流動性ニーズに応えるために、中央銀行が採りうる選択肢の1つである。

本報告書は、中央銀行が、日中またはオーバーナイトの与信を担保すべく、平常時または緊急時に、外貨建表示または外国所在の担保を受け入れるために用いている既存の制度的な枠組みについて記述している。また、外国担保の受入れのための代替的なモデルについても検討している。さらに、本報告書は、中央銀行の担保政策が、金融システムの安定化、競争および決済システムの安全性・効率性に及ぼす潜在的なインプリケーションを導出している。

本報告書の分析は、G10中央銀行の経験および国際的に活動している銀行に対するインタビューの結果に基づいている。

G10中央銀行は、各中央銀行が、個別に、クロスボーダー担保を受け入れるか否か、受け入れる場合にどのような状況下で受け入れるかを判断するという「アラカルト・アプローチ」を採用することに合意した。このようなアプローチは、国内金融市場、流動性利用および中央銀行の業務構造の多様性および複雑性を踏まえたものである。さらに、中央銀行間の何らかの形による協調・協力は、各中央銀行の政策および行動の実効性を増し、民間セクターが担保および流動性を管理するためのより高度なツールを開発するための一助になり得る。

本報告書は、前CPSS議長であるトマソ・パドア=スキオッパのリーダーシップの下で企画され、ECBのコンラッド・デ・ギースト(2004年12月まで)およびダニエラ・ルッソ(2005年1月以降)が議長を務める小委員会によって取り纏められた。

以上