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アジア・ボンド・ファンド2(サブファンド)の第2フェーズへの移行完了について(日本銀行仮訳)

2011年7月14日
EMEAP

(仮訳)EMEAPプレス・ステートメント

EMEAP1Executives' Meeting of East-Asia and Pacific Central Banks)(外部サイトへのリンク)メンバー中央銀行は、アジア・ボンド・ファンド・イニシアティブの第二段階(Asian Bond Fund 2、以下、ABF2)において8つのサブファンド2がすべて第2フェーズへ移行を完了したことを発表する。

EMEAPは、アジアにおける債券市場の発展を促す取り組みの一環として、2004年12月にABF2を創設した。ABF2は、EMEAP8ヶ国・地域の現地通貨建てソブリン債および準ソブリン債に投資する債券ファンドであり、二つのコンポーネント、すなわち、汎アジア債券インデックス・ファンド(Pan-Asian Bond Index Fund、PAIF)および8つのサブファンドから構成される。ABF2への初期投資(第1フェーズ)は、EMEAPメンバー中央銀行によって行われた。ABF2への投資は、第1フェーズではEMEAPメンバー中央銀行のみに限定されていたが、第2フェーズにおいては、各EMEAP地域の債券市場の整備状況を踏まえて、他の投資家に対しても開放することが企図されていた。その狙いどおり、PAIFは現在、香港および日本において上場されている。また、2011年5月25日にサブファンドの1つである中国ファンドが第2フェーズへ移行したことで、ABF2の8つのサブファンドがすべて第2フェーズへ移行を完了した。

ABF2の目的は、域内全体および各国レベルで、市場・規制改革に触媒的な役割を果たすだけでなく、パッシブ運用の債券ファンドという、低コストかつ効率的な商品を提供することである。また、ABF2は、透明性が高く、複製が容易で、信頼性を備えた債券インデックス(iBoxx ABF indices)をアジアに導入する役割を果たすことが期待されている。

EMEAP地域(日本、オーストラリア、ニュージーランドを除く8ヶ国・地域)の現地通貨建て債券市場の規模は、2004年12月以降、200%以上拡大した。ABF2の規模も、創設時の約20億米ドルから、2011年5月には約42億米ドルまで拡大した。また、iBoxx ABF indicesの導入は、市場における一連の債券インデックスの発展を補完した。

EMEAPは引き続き、域内金融仲介機能の効率性を高めるために、債券市場の拡大・深化を促進するという共通の目的に取り組んでいく方針である。

  1. 正式名称は、東アジア・オセアニア中央銀行役員会議。オーストラリア、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイの11ヶ国・地域の中央銀行・通貨当局から構成される。
  2. 中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの各ファンド。