2007年末の本邦対外資産負債残高
2008年5月27日
日本銀行国際局
《要旨》
- 2007年末のわが国の対外純資産(対外資産−対外負債)は、250.2兆円と、前年に続いて過去最高となった(前年末比+35.1兆円<+16.3%>の増加)。
- 項目別の特徴点は、以下の通り。
(1)「直接投資」残高(「対外直接投資」残高:61.9兆円、「対内直接投資」残高:15.1兆円)
「対外直接投資」残高は、海外事業拡大を目的とした大型の買収、資本参加がみられたほか、資源開発を目的とした投資が相次いだことなどから、4年連続で増加した(+8.4兆円<+15.7%>の増加)。また、「対内直接投資」残高も、9年連続の増加となった(+2.3兆円<+18.3%>の増加)。
(2)「証券投資」残高(「対外証券投資」残高:287.7兆円、「対内証券投資」残高:221.5兆円)
「対外証券投資」残高は、個人投資家による投資信託を通じた外国株・債券投資のほか、株価水準が前年末比でプラスとなったこともあり、+8.9兆円(+3.2%)の増加となった。また、「対内証券投資」残高も、本邦国債が買い進まれたことから、+11.8兆円(+5.6%)の増加となった。
(3)「金融派生商品」残高(資産サイド:4.4兆円、負債サイド:5.0兆円)
資産サイド、負債サイドともに増加した。
(4)「その他投資」残高(資産サイド:146.2兆円、負債サイド:118.7兆円)
資産サイドは、海外の資金需要に応じて資金を放出する動きなどから、+29.5兆円(+25.3%)の増加となった。負債サイドは、+1.7兆円(+1.5%)の増加となった。
(5)「外貨準備」(資産サイド:110.3兆円)
債券利子の受取り等から、+3.8兆円(+3.6%)と9年連続の増加となった。
本邦対外資産負債残高は、財務省・日本銀行が「平成19年末現在本邦対外資産負債残高」として5月23日に公表したもの。地域別残高計数は本ホームページにおいて公表している。
日本銀行から
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