2008年末の本邦対外資産負債残高
2009年5月26日
日本銀行国際局
《要旨》
- 2008年末の本邦対外資産負債残高
2008年末のわが国の対外純資産(対外資産−対外負債)は、225.5兆円と、3年振りに前年を下回った(前年末比△24.7兆円<△9.9%>の減少)。
―― 大幅な円高を背景に、外貨建資産の円評価額が大幅に減少したことが主因。
- 項目別の特徴点は、以下の通り。
(1)直接投資残高(対外直接投資:61.7兆円、対内直接投資:18.5兆円)
対外直接投資残高は、5年振りに減少に転じた(△0.1兆円<△0.2%>の減少)。
対内直接投資残高は、10年連続で過去最高を更新した(+3.3兆円<+21.9%>の増加)。(2)証券投資残高(対外証券投資:215.7兆円、対内証券投資:140.3兆円)
対外証券投資残高は、△72.0兆円(△25.0%)と過去最大の減少額となった。
対内証券投資残高も、△81.2兆円(△36.7%)と過去最大の減少額となった。(3)金融派生商品残高(資産:7.0兆円、負債:7.8兆円)
資産が+2.6兆円(+58.1%)、負債が+2.8兆円(+56.3%)増加した。
(4)その他投資残高(資産:141.8兆円、負債:127.1兆円)
資産は、△4.5兆円(△3.1%)減少した。
負債は、+8.5兆円(+7.1%)増加した。(5)「外貨準備」(資産:93.0兆円)
△17.3兆円(△15.7%)と10年振りに前年を下回った。
本邦対外資産負債残高は、財務省・日本銀行が「平成20年末現在本邦対外資産負債残高」として5月26日に公表したもの。地域別残高計数は本サイトにおいて公表している。
日本銀行から
本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合は、予め日本銀行国際局までご相談ください。
転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。
