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最近の電子マネーの動向について(2010年)

2010年10月6日
日本銀行決済機構局

要旨

電子マネーは決済件数・金額ともに前年比で4~5割の高い伸びを続けている。また、流通系電子マネーの利用拡大に伴って1件あたりの決済金額が上昇するなど、利用される店舗や支払対象の広がりに変化が窺われつつある。「駅ナカ」から「街ナカ」、グループ内企業から外部提携への展開を反映して、端末台数は増加ペースを速めており、こうした利用環境の改善が市場規模の拡大を後押ししている。また、市場規模の拡大は、端末設置・運用コストの軽減に繋がるという好循環をもたらしつつある。もっとも、現金やその他の決済手段と比較すると、電子マネーの決済金額や残高(カード上に入金されている金額)の規模は依然小さい。日本銀行が行ったアンケート調査でも利用地域や年齢層に偏在が窺われるなど、家計部門による経済取引全般のなかでの利用はなお限定的といえる。電子マネーは引き続き普及の途上にある。

日本銀行から

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