「生活意識に関するアンケート調査」(第8回)の結果
1999年 5月31日
日本銀行情報サービス局
(日本銀行から)
以下には、(調査結果の概要)を掲載しています。調査結果を含む全文は、こちら (ron9905c.pdf 271KB) から入手できます。
(はじめに)
日本銀行では、政策・業務運営の参考とするため、本店や支店を通じた広報活動のなかで、国民各層の意見や要望を幅広く聴取するよう努めていますが、その1つの手法として、平成5年以降、全国20歳以上の男女個人4,000人を対象に「生活意識に関するアンケート調査」を実施しています。この調査は、日本銀行が四半期ごとに行っている「企業短期経済観測調査(短観)」のような統計指標としての調査ではなく、生活者の意識や行動を大まかに窺う一種の世論調査です。
(調査概要)
・調査実施期間…平成11年3月19日(金)〜3月29日(月) ・調査対象…全国の20歳以上の男女個人 ・標本数…4,000人(有効回答者数3,147人<有効回答率78.7%>) ・抽出方法…層化2段無作為抽出法 ・調査方法…設問票によるアンケート調査(訪問留置法)
(調査結果の概要)
1.景気についての極端に悲観的な見方は後退(D.I.<「良くなっている」−「悪くなっている」>、前回調査比+26.3%ポイントの好転)。ただ、家計を取り巻く収入・雇用環境の厳しさは依然存在しており、この結果、D.I.の水準自体は▲51.5%と、9年3月調査(消費税率引上げ、金融システム不安の直前)のレベルに戻っていない。
2.1年前に比べて支出を「減らしている」人は引き続き4割強存在。支出D.I.(「増やしている」−「減らしている」)は漸く下げ止まりつつあるが、景況感ほどの改善には至っていないのが実情。こうした個人の支出抑制スタンスは、将来不安に対する予防的なものに止まらず、現実の収入減への対応といった色合いがさらに濃くなっている。
<景況感D.I.および支出D.I.の推移(%)>
3.預金保険制度を知っている人は、引き続き全体の6割弱(ただし、「内容まで知っている」とする人の割合は上昇し、認知の度合いは高まっている)。一方、預金者保護のための同制度の特例措置を知っている人は全体の5割弱だが、特例措置の期限まで知っている人は同2割に止まっている。
4.コンピュータ西暦2000年問題について、全体の半数を超える人が不安を感じており、不安を感じている分野としては「情報・通信」に次いで、「金融取引」が多くなっている。
以 上
