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ストレステストから何が分るか

〜グローバル金融システム委員会調査報告を踏まえた考察〜

2001年 4月27日
飛彈則雄
清水季子

日本銀行から

マーケット・レビューは、金融市場に関する理解を深めるための材料提供を目的として、日本銀行金融市場局が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、日本銀行金融市場局 清水までお寄せ下さい。

以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (kmr01j04.pdf 42KB) から入手できます。

要旨

 ストレステストは、経営陣、リスク管理部署、トレーディング部署が、自らのストレス耐性について認識し、戦略の確認や見直しを行うための部門間のコミュニケーションを促すきっかけを提供する手段として活用されている。BISグローバル金融システム委員会が行ったストレステストに関する調査結果から、市場参加者が想定するストレスは、過去の経験を反映し、株式市場やエマージング市場に関するものが多いことが明らかとなった。市場参加者は、1997年以降の国際金融危機を経験し、ストレスについて多様な想定を置くようになっているほか、ストレステスト結果の経営方針への反映方法も多様化している。ストレステストに関する市場参加者間のコミュニケーションが活性化され、ストレス時における市場機能についての理解が進むことが、市場全体としてのストレス耐性向上に資する可能性がある。