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最近の銀行貸出市場の動向について

2001年10月29日
飛彈則雄
植木修康

日本銀行から

マーケット・レビューは、金融市場に関する理解を深めるための材料提供を目的として、日本銀行金融市場局が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、日本銀行金融市場局 清水までお寄せ下さい。

以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (kmr01j10.pdf 67KB) から入手できます。

要旨

 わが国の銀行貸出市場の動きをみると、1998年以降、貸出残高が減少傾向を続けている。こうした動きは、特に金融システムに対する不安が意識されていた同年中は、銀行の貸出姿勢の慎重化が影響していたと思われる。しかし、99年以降は、主として、企業の資金需要面で、(1)景気低迷に伴う需要減少のほか、(2)バブル期に膨らんだ企業のバランスシート調整、(3)企業の資金調達手段の多様化、期待成長率の低下等の構造的な資金需要減少という変化が生じていることが影響している。貸出市場における金融仲介機能の向上を図るためには、構造改革・規制緩和の推進等によるわが国の長期的な成長力の向上と共に、ローン債権流動化等のインフラ整備に積極的に取組むことにより信用リスクテイクの手法の多様化を促進することが重要と考えられる。