このページの本文へ移動

市場リスク・モニタリングに関する新たな試み

〜「日米欧共催コンファレンス」における議論を踏まえて〜

2006年4月14日
馬場直彦
竹田憲史
清水季子

要旨

FRB、ECB、BISと日本銀行は、1995年から「リサーチと政策と市場」を一体として議論する場として、『共催リサーチ・コンファレンス』を3年毎に開催している。2005年11月にECBで開催された第4回会合では、市場リスク・モニタリングに関連して、ヘッジファンド、信用リスク、システミック・リスクといった、各国中央銀行にとって関心の高いテーマが取り上げられ、中央銀行と学界関係者、実務家の間で活発な議論が展開された。本稿では、金融政策運営に資する市場モニタリングという観点から、これら3つの論点についての議論の概要や各国中央銀行の問題意識とともに、FRBや日本銀行における取組みの一端を紹介する。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。
ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、金融市場局 清水までお寄せ下さい。