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開放経済下での金融政策入門

2006年7月10日
金融研究所
藤木 裕

要旨

開放経済における金融政策の分析にあたって、標準的なマクロ経済学の教科書では、永年、IS-LM分析を拡張したマンデル・フレミング・モデルが用いられてきた。1990年代に入ると、新しい開放マクロ経済学とよばれる理論モデルが急速に発展した。そこでは、消費者が国際的な財と金融資産の取引を用いて、現在から将来にわたって最適な消費の経路を選択できるような状況下での金融政策の効果が検討されてきた。さらに、最近では新しいケインズ経済学のモデルによる開放経済の分析も進んでいる。そこでは、閉鎖経済を前提とした最適な金融政策の反応関数が、開放経済においてはどのように修正されるのか、との点が分析されつつある。そこで本稿では、開放経済下での金融政策について、まず、伝統的なマンデル・フレミング・モデルを用いた分析結果を簡潔に紹介し、次に新しい開放マクロ経済学のモデルを用いた分析結果を詳しく解説する。さらに、最近の新しいケインズ経済学のモデルによる分析の例を閉鎖経済下の同モデルの分析結果と比較しながら紹介する。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。
ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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