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コーポレート・ガバナンス、会計に関する国際的な動向

〜バーゼル委における議論を中心に〜

2006年7月10日
金融機構局
福澤恵二

要旨

近年、コーポレート・ガバナンスおよび会計の分野では国際的に大きな変化が見られる。両者はともに、健全な銀行経営ひいては金融システムの安定に影響を及ぼしうる動きである。こうした観点から、バーゼル銀行監督委員会では、本年、健全なガバナンスの原則と、金融商品の会計基準を適用するうえで求められる適切なリスク管理について、銀行を対象としたガイダンス(指針)・ペーパーをそれぞれ公表している。銀行および当局は、健全なガバナンス実務や適切な会計基準のあり方について継続的に検討、対応していく必要がある。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。
ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、金融機構局 中田勝紀までお寄せ下さい。