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店頭デリバティブ取引での誤方向リスクとわが国金融機関への含意

2012年5月7日
金融機構局 稲村晃希*、服部彰夫、福田善之、杉原慶彦、寺西勇生

*現松江支店

要旨

店頭デリバティブ取引では、貸出と同様に、取引相手の倒産により損失を蒙る可能性があり、このリスクはカウンターパーティ・リスクと呼ばれている。ただし、店頭デリバティブ取引の場合は、エクスポージャーが市場要因によって変化するという点が、貸出と異なる。また、エクスポージャーと取引相手のデフォルト確率が同時に上昇するリスクは「誤方向リスク」と呼ばれ、近年のグローバル金融危機でも当該リスクへの認識が高まった局面がみられた。現在、国際機関や市場関係者の間では、誤方向リスクを踏まえたカウンターパーティ・リスクの削減に向けて、多くの試みが進められている。わが国においても店頭デリバティブ取引の市場規模は急速に拡大しており、取引を行う金融機関では、担保管理の強化などを通じたカウンターパーティ・リスク管理の高度化が急務となっている。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行金融機構局 寺西勇生(yuuki.teranishi@boj.or.jp)までお知らせ下さい。

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