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わが国の輸出を取り巻く環境変化

:世界貿易量と輸出シェアからのアプローチ

2015年3月26日
調査統計局 倉知善行、安藤雅俊、庄子可那子*

*現神戸支店

要旨

わが国の輸出は、リーマン・ショック以降、勢いを欠く状態が続いてきた。本稿では、この間の輸出動向について、「世界的な貿易量」と「それに占める日本のシェア」に分解して考察する。その結果、(1)世界的な貿易活動の伸び悩みに加え、(2)情報関連分野における趨勢的な競争力低下、(3)グローバルな設備投資需要の弱さ、(4)自動車を中心とした現地調達の拡大を伴う海外生産の加速といった、構造的な要因を含む様々な変化が複合的に作用し、輸出を下押ししてきたことが明らかとなった。もっとも、足もとでは、世界貿易量の緩やかな増加が続くなかで、(1)米国を中心に資本財に対する需要が増加に転じ、(2)2012年末以降の為替円安を背景に、情報関連分野を含めて価格面の競争力が改善しているなど、わが国の輸出を巡る環境は徐々に好転しつつあり、そのもとで輸出は持ち直している。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行調査統計局経済調査課景気動向グループ(代表03-3279-1111)までお知らせ下さい。

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