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BIS国際銀行統計の拡充と日本分集計結果の特徴点

2017年2月10日
金融市場局 井上眞希子、吉崎康則、笹本佳南、塩谷匡介

要旨

2008年に発生した国際的な金融危機を踏まえ、国際決済銀行(BIS)および各国中央銀行は、シャドーバンク向けの与信動向等、金融システムにおけるリスクの蓄積状況の捕捉に資することを目的として、銀行部門を通じた資金移動や与信動向を包括的に示すBIS国際銀行統計の拡充を進めてきている。日本銀行でも、同統計の拡充に協力しつつ、独自に公表している同統計の日本分集計結果について、対外債権の相手先部門の細分化や、邦銀分の集計値の算出といった対応を実施した。これにより新たに把握可能となった計数を用いて分析したところ、近年、国内の低金利環境が継続するもとで、邦銀や機関投資家等による米国有価証券やオフショアに設定されたファンドへの投資等を背景に対外債権が拡大している姿などが明らかとなった。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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