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グローバルな国債レポ市場の動向

2017年6月9日
金融市場局 島村侑子、中村慎太郎、石坂真吾、秀島弘高

要旨

主要国における国債レポ市場の最近の動向をみると、外部環境の変化を受けた市場規模や価格等の変化は国毎に区々ながら、市場参加者からは「流動性が低下している」との指摘が多く聞かれる。こうした変化の主たる要因として、CGFS(グローバル金融システム委員会)が2017年4月に公表した報告書は、金融規制等の影響によるバランスシート・コストの上昇と非伝統的な金融政策(特に、中銀による資産買入れ)を指摘している。主要国の国債レポ市場は今後も多様な変化が想定されるため、市場の機能度・流動性を含め、引き続き注意深くモニタリングしていくことが肝要である。この点、2019年1月以降、わが国を始め主要国ではレポ取引にかかる詳細なデータ収集を開始する予定であり、一段と肌理細かなモニタリングにも資することが期待される。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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