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クロスボーダー円資金決済の発展に向けて ─日銀ネットの有効活用に向けた事業法人向けアンケート調査結果─

2017年6月16日
決済機構局 大河原康典、引馬誠也*
*現・金融市場局

要旨

日本銀行が運営する「日銀ネット」は、中銀マネーを通じたファイナリティある決済を提供する大口決済システムとして、日本経済の基幹インフラとなっている。日本銀行は2016年2月、日銀ネットの稼動時間を21時まで拡大し、アジアのほぼ全域の日中時間、および欧州の午前中とのオーバーラップを実現している。

このような日銀ネットの稼動時間拡大は、企業による夕方や夜間のクロスボーダー円建て送金・着金を支援することが考えられる。そこで、日本銀行決済機構局で企業へのアンケート調査を実施したところ、企業には現時点でも夕方や夜間のクロスボーダー円建て送金・着金への相応の潜在的ニーズが存在することが明らかになったとともに、その発展にとっての課題も示唆された。

日本銀行としては、このようなアンケート結果も踏まえ、今後とも円の決済インフラの整備に努めていく考えである。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。
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