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ユーロの利便性向上に向けた欧州の取組み ─欧州決済インフラの統合および高度化─

2017年10月12日
決済機構局 佐川翠、山崎貴弘

要旨

通貨の利便性を高める上では、資金の支払や決済、さらには当該通貨建て金融資産の取引や決済などが、効率的かつ安定的に行えることが重要となる。ユーロの歴史は他の基軸通貨に比べて短いが、この間欧州中央銀行など欧州当局は、ユーロ圏における決済の統合・高度化に向けた取組みを精力的に進めてきた。そのうえで本年9月には、欧州全域をカバーする証券決済プラットフォームT2Sへの各国証券決済システムの移行が、概ね完了した。また、欧州中央銀行は、欧州の決済インフラの一段の高度化に向けた中期イニシアチブ"Vision 2020"を公表しているほか、2018年11月より、リテール決済のサポートに特化した中央銀行資金決済システムを1年365日、1日24時間稼動させ、欧州全域をカバーする即時リテール送金を後押ししていく方針を決定した。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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