調査・研究

ホーム > 調査・研究 > ワーキングペーパー・日銀レビュー・日銀リサーチラボ > 日銀レビュー・シリーズ 2019年 > (日銀レビュー)ESG投資の最近の潮流

ESG投資の最近の潮流

2019年6月14日
金融市場局 池田裕樹*、小川佳也
*現・国際決済銀行

要旨

ESG投資は、環境・社会・ガバナンスへの取り組みといった非財務情報を投資判断に組み込むことで、投資家と企業の行動変化を促し、社会の負の外部性を低下させることを目指す資金運用手法である。環境・社会問題に対する世界的な目線の高まりなどを背景に、近年、ESG投資は急速に拡がっている。本稿では、ESG投資の概念などを整理したうえで、金融市場で話題となっている最近の動向として、(1)年金基金などの石炭関連資産からの投資撤退、(2)ESG関連商品への活発な資金フロー、(3)ESG投資を進める際の留意点や課題などを紹介する。先行きについては、ESG投資は更なる拡大を続けるとの見方がある一方で、解決すべき課題が多いとの声もあり、ESG要素の評価方法や情報開示の枠組みなどのコンセンサス確立に向けた今後の情報の蓄積が待たれるところである。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。
内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行金融市場局総務課市場分析グループ(代表03-3279-1111)までお知らせ下さい。