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バブル、過剰投資、時短、失われた10年

2006年 3月
Lawrence Christiano*1
藤原 一平*2

要旨

本稿では、動学一般均衡(Dynamic General Equilibrium: DGE)モデルを用いて、80年代後半からの日本の経済変動を分析する。中央銀行や国際機関において、経済見通し作成や政策シミュレーションの際に中心的なツールとなっている粘着性の高いDGEモデルを用いて、80年代後半からの日本経済のシミュレーションを行うと、「バブル的期待を背景とした過剰投資とその調整(ピグー・サイクル)」という需要面の要因と「制度的な時短」といった供給面の2つの要因により、日本の経済変動の大きな流れについて説明することが可能となる。

キーワード:
過剰投資、時短、投資特殊技術進歩、ピグー・サイクル、DGE

JEL Classification:
E13 E2 E3

本稿は、日本銀行調査統計局・東京大学金融教育センター共催による「1990年代以降の日本の経済変動」に関する研究会(2005年11月)の第1セッション報告論文である。論文の作成に当たっては、指定討論者であった林文夫教授のほか、David Aikman 氏、早川英男氏、川本卓司氏をはじめ、日本銀行セミナー、標題研究会への参加者より非常に有益なコメントをいただいた。なお、本稿に示されている意見は日本銀行や調査統計局の公式見解を示すものではなく、ありうべき誤りは、全て筆者たち個人に属する。

  1. *1Northwestern University and NBER
    E-mail: l-christiano@northwestern.edu
  2. *2日本銀行調査統計局
    E-mail: ippei.fujiwara@boj.or.jp

日本銀行から

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