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ブロックチェーン・分散型台帳技術の法と経済学

2017年3月23日
柳川範之*1
山岡浩巳*2

要旨

ブロックチェーンや分散型台帳技術は、特定の帳簿管理者を置かずに、参加者が同じ帳簿を共有しながら資産や権利の移転などを記録していく情報技術であり、その幅広い応用への関心が高まっている。従来、高度化する金融取引への対応としては、証券のブックエントリー化のように、データをデジタル化した上で、これを記録する電子的帳簿の管理を特定の主体に集約する「集中型」の対応が採られることが多く、それに応じた制度対応も行われてきた。一方、ブロックチェーンや分散型台帳技術は、デジタル・データを用いつつ、これを「分散型」の仕組みで処理するものである。これらの技術を取引の効率性や安全性の向上に役立てていく上では、「デジタル化と分散型」という新しい技術特性を踏まえた法律・制度・経済理論面からの考察が重要であり、学界と実務家の密接な連携が望まれる。

  1. *1東京大学大学院経済学研究科 E-mail : yanagawa@e.u-tokyo.ac.jp
  2. *2日本銀行決済機構局 E-mail : hiromi.yamaoka@boj.or.jp

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