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私的情報とアナリストカバレッジ:企業サーベイデータにもとづく分析

2018年10月19日
中園善行*1
古賀麻衣子*2
須合智広*3

全文掲載は、英語のみとなっております。

要旨

本分析では、日本企業のサーベイデータにもとづき、企業がサーベイデータの回答において明らかにしている情報には、株価収益率に対して予測力をもつような私的情報が含まれることを示した。企業の業界成長率に関する予測は、業界および個別企業の1年先、3年先、5年先の株価収益率に対して説明力を有することがわかった。また、こうした企業の情報優位の源泉について分析するため、上記に示された株価収益率の予測力と、株式市場で個別企業が何社の証券アナリストにモニターされているかを示すアナリストカバレッジとの関係を検証した。その結果、株価収益率の予測力が示唆する企業と市場の情報の非対称性は、企業がアナリストに十分カバーされていない場合に生じることが明らかになった。

JEL分類番号
D84, G23

キーワード
アナリストカバレッジ、効率市場仮説、私的情報、収益予測力、情報優位、サーベイデータ

  1. *1横浜市立大学国際総合科学部 E-mail : nakazono@yokohama-cu.ac.jp
  2. *2日本銀行調査統計局 E-mail : maiko.koga@boj.or.jp
  3. *3日本銀行調査統計局 E-mail : tomohiro.sugou@boj.or.jp

日本銀行から

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