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(BOX2)年金に係る資金の流れ

 年金に係る資金の流れを、新しい資金循環統計におけるマトリックスに即して説明すれば、まず、家計の年金資産は、取引項目の「年金準備金」(年金準備金に対する持分)をみることによって把握でき、これに年金基金、生命保険各部門の負債中の「年金準備金」が対応している(資金循環表マトリックスの黒塗部分)。つまり、保険商品のほか個人年金商品を提供している「生命保険」について、新ベース統計で「年金準備金」の項目を分離することができれば、個人年金、企業年金等を全て含む個人の年金資産の総額が示されることとなる。

 次に、年金基金のポートフォリオは、基本的には、年金信託の統合等を通じて創設される年金基金部門をみることによって把握することができる(同マトリックスの斜線部分)。この場合、「生命保険」の年金商品(団体年金、個人年金)については、 今年度より勘定分離がなされたが、依然その計数は公開されておらず、年金分のポートフォリオを抽出することはできない。もっとも、この点、生命保険の年金準備金残高をその資産の内訳で按分することにより、年金商品に対応する運用資産を近似することは可能となる。

 最後に、公的年金の積立金は、家計の資産ではなく、社会保障基金(一般政府)の資産であり、家計と政府の間のネット経常移転が公的年金の資金過不足(積立金の増減額、同マトリックスのC)の形で表わされる。積立金の増減は、「公的年金」の資産サイドにおいて、資金運用部預託金等の増減に反映される(同マトリックスの横線部分)。このうち資金運用事業主体の運用分については、負債サイドは当部門の公的金融機関借入に、資産サイドは各資産に各々計上される(同マトリックスの縦線部分)。

(文中の図表「資金循環表マトリックス」は省略しています。図表はダウンロードコーナーでご利用下さい。)