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ライフサイクルにおける消費・労働時間および資産蓄積の決定
2007年6月 全文ダウンロード(PDF) 全文は英語のみの公表です。 要旨不確実性下の家計のライフサイクルモデルは、極めてシンプルな構造にも関わらず、消費や資産蓄積に関する数量的・政策的インプリケーションを導き出すための基盤として幅広く利用されている。本論文では日本家計のパネルデータに基づき、家計の年齢間の消費・貯蓄及び労働時間の関係を分析し、その関係性がシンプルなモデルによりどこまで説明可能であるか考察した。具体的にはGourinchas and Parker (2002)等のアプローチに基づいて、家計の消費、資産及び労働時間の各種年齢プロファイルを用いてMethod of Simulated Momentによる構造推計を行った。その際、(1)消費や資産の単独での年齢構造だけでなく3種類の変数間の関係性に注目し、(2)ライフサイクルにおける家計構成の変化の効果も取り入れ、推計を行った。諸外国と同様に、日本の家計消費・年齢プロファイルは山型(hump-shape)であり、労働供給プロファイルは右下がりとなっている。本研究の結果では、標準的な予備的貯蓄モデルに内生的労働供給を加えたモデルでは、消費プロファイルのみ、もしくは労働供給プロファイルのみを再現することは可能であるが、両者を同時に説明することは困難であった。しかし、Attanasio et al. (1999)に従い家計構成の変化も考慮することにより、両者を同時に説明できることを明らかにした。また、資産プロファイルに関しても、ある程度の説明が可能であることが判明した。
<日本銀行から> 日本銀行ワーキングペーパーシリーズは、日本銀行員および外部研究者の研究成果をとりまとめたもので、内外の研究機関、研究者等の有識者から幅広くコメントを頂戴することを意図しています。ただし、論文の中で示された内容や意見は、日本銀行の公式見解を示すものではありません。 |
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