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金融安定理事会による「中央清算機関の破綻処理のための財源・ツール」の公表について

2024年5月2日
日本銀行

金融安定理事会(FSB)は、2024年4月25日、「中央清算機関の破綻処理のための財源・ツール」(原題:Financial Resources and Tools for Central Counterparty Resolution)を公表しました。

本文書は、2023年9月にFSBが公表した市中協議文書「中央清算機関の破綻処理のための財源・ツール」に寄せられた意見を踏まえて最終化された報告書です。本報告書は2008年の世界的な金融危機後、金融規制改革の一つとして店頭デリバティブの清算集中が進んだ結果、中央清算機関(CCP)のシステミックな重要性が増しているとして、システム上重要なCCPにおける破綻処理のための財源・ツールを整理し、その採用に向けた枠組みを示しています。

なお、FSBは同日、「金融機関の実効的な破綻処理の枠組みの主要な特性(2014年公表) [PDF] <外部サイトへのリンク>の改訂版(原題:Key Attributes of Effective Resolution Regimes for Financial Institutions: Revised version)」及び「CCPの破綻処理財源及び株式の取扱いに関するガイダンス(2020年公表) [PDF] <外部サイトへのリンク>の改訂版(原題:Guidance on Financial Resources to Support CCP Resolution and on the Treatment of CCP Equity in Resolution: Revised version)」も公表しています。これは、本報告書で示されている枠組みを踏まえ、関連文書の改訂を行うものです。

また、FSBは、「市中協議に寄せられた意見の概要」(原題:Financial Resources and Tools for Central Counterparty Resolution – Summary of responses to the consultation)も併せて公表しました。

詳細につきましては、以下をご覧ください。

関連サイト:金融安定理事会ウェブサイト(外部サイトへのリンク)