第127回事業年度(平成23年度)上半期財務諸表等について
2011年11月28日
日本銀行
資産・負債の状況
平成23年度上半期末における資産・負債の状況をみると、総資産残高は、国債、貸出金を中心に前年同期と比べ17兆3,573億円増加(+14.4%)し、137兆6,890億円となった。また、総負債残高は、預金(当座預金)を中心に前年同期と比べ17兆3,253億円増加(+14.7%)し、135兆1,391億円となった。
こうした日本銀行の資産・負債の変化を詳しくみると以下のとおりである。まず、資産の部をみると、国債が、買入額等が償還額等を上回ったことから、84兆3,671億円と前年同期を7兆6,983億円上回った(+10.0%)。また、貸出金が、「資産買入等の基金」の運営として行う共通担保資金供給オペ(固定金利方式)による資金供給及び成長基盤強化を支援するための資金供給の増加に加え、被災地金融機関を支援するための資金供給オペを導入したことから、42兆9,394億円と前年同期を6兆8,110億円上回った(+18.9%)。なお、「資産買入等の基金」による買入資産等の残高は、38兆7,716億円となった。
次に、負債の部をみると、当座預金が、「資産買入等の基金」を通じた資金供給を主因に、34兆6,404億円と前年同期を14兆4,690億円上回った(+71.7%)。この間、日本銀行券の発行残高は、23年9月末時点で78兆8,829億円と前年同期を2兆282億円上回った(+2.6%)。
損益の状況
平成23年度上半期の損益の状況をみると、経常利益は、▲910億円の赤字(経常損失)となった。これは、為替円高に伴い外国為替関係損益が大幅損超となったことや、保有株式の減損に伴い金銭の信託(信託財産株式)運用損益が損超となったことを主因とするものである。
特別損益は、指数連動型上場投資信託取引損失引当金及び不動産投資信託取引損失引当金の積立てを行ったこと等から、▲433億円となった。
以上の結果、税引前当期剰余金は、▲1,344億円(税引前当期損失金)となり、法人税、住民税及び事業税を差し引いた後の当期剰余金は、▲1,362億円の赤字(当期損失金)となった。
自己資本の状況
平成23年度上半期末の自己資本比率は、銀行券平残の増加により、7.23%と、前年度末(7.36%)に比べ低下した。
照会先
政策委員会室
鈴木
Tel:03-3279-1111
1. 平成23年度上半期末の資産、負債及び純資産の状況
2. 平成23年度上半期の損益の状況
参考計表
1. 資産残高の推移
「資産買入等の基金」による買入資産等の残高
2. 長期国債関係損益の推移
3. 外国為替関係損益の推移
4. 金銭の信託(信託財産株式)運用損益の推移
5.金銭の信託(信託財産指数連動型上場投資信託)運用損益の推移
6.金銭の信託(信託財産不動産投資信託)運用損益の推移
7.経常収入関係
(1)経常収入の推移
(2)運用資産平残の推移
(3)運用資産利回りの推移
8. 自己資本残高及び自己資本比率の推移
9. 保有有価証券の時価情報
10. 概算納付金
第127回事業年度(平成23年度)に係る国庫納付金の概算納付は行わないこととした。
