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教えて!にちぎん

金融システムレポートとは何ですか?

金融システムレポートは、金融システム全体の状況についての分析・評価を行うレポートです。わが国金融システムの抱えるリスクや課題を把握し、金融機関を含む幅広い関係者との間で認識の共有を図ることを通じて、金融システムの安定確保に貢献することを目的としています。

従来、金融システムレポートでは、銀行システムに内在する各種リスクや銀行システムのリスク耐性(当該システムを脅かしかねない要因が顕在化しても、それを吸収するだけの対応力を当該システムが備えているか)に重点を置いて、分析・評価を行ってきました。さらに、2011年(平成23年)10月からは、マクロ・プルーデンスの視点に立った分析を一層充実させることを狙いとして、金融システムレポートと従来別個に公表していた金融市場レポートを統合し、新しい金融システムレポートの公表を開始しました。

新しい金融システムレポートでは、以下の点について分析・評価を行っています。

(1)第一に、わが国の金融システムを取り巻く外部環境について点検を行っています。

(2)第二に、わが国の金融仲介活動として、企業・家計を取り巻く金融環境のほか、金融資本市場と貸出市場の状況を点検しています。

(3)第三に、金融システムにおけるリスクを評価しています。その際、金融面のマクロ的なリスクを表す諸指標を点検するほか、金融資本市場や銀行・保険会社などに内在する各種リスクを幅広く点検しています。

(4)第四に、金融システムのリスク耐性を評価しています。そこでは、実体経済や金融資本市場に大きなストレスが生じるケースを想定したマクロ・ストレス・テストが分析の中心となっています。

日本銀行は、金融システムレポートの分析結果を、金融システムの安定性確保のための施策立案につなげるとともに、考査モニタリングを通じた個別金融機関への指導・助言にも活用しています。また、国際的な規制・監督の議論にも活かしています。さらに、金融政策においても、マクロ的な金融システムの安定性評価は、中長期的な視点も含めた経済・物価動向のリスク評価を行ううえで重要な要素の一つです。

参考

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