二千円券の発行と偽造防止技術
2000年4月21日
日本銀行
二千円券は、本年7月19日(水)から日本銀行本支店において発行が開始されます。
二千円券には、さまざまな偽造防止技術が搭載されています。
以下は「日本銀行券 弐千円絵巻」よりの抜粋です。
さまざまな偽造防止技術
日本ではこれまでのところ偽札が大量に出回る事態には至っていませんが、パソコン/スキャナー・カラーコピー・印刷技術の進歩や日本銀行券の流通量増加など銀行券を取り巻く環境は大きく変化しています。
二千円券には、現行券以上に偽造を防ぐための様々な工夫が施されています。日本銀行券を引き続き安心して使って頂くために、こうした工夫について正しい知識を持って下さるようお願いします。
現行券(一万円、五千円、千円)には下記の偽造防止技術が搭載されていますが、二千円券には、これらの従来の技術に一層の工夫を加えた技術やこれまでにない新しい技術が搭載されています。
二千円券(表)

二千円券(裏)

従来からの偽造防止技術
| [1]すき入れ | ![]() |
|---|---|
| [2]超細密画線 | |
| [3]凹版印刷 | |
| [4]マイクロ文字 | |
| [5]特殊発光インキ | ![]() |
新しい偽造防止技術
(1)潜像模様
お札を傾けると表面左下には「2000」の文字が、裏面右上には「NIPPON」の文字が浮び上がります。


(2)光学的変化インキ
表面右上の料額の文字「2000」は、角度を変えると青緑色から紫色に変わります。

(3)パールインキ
お札を傾けると、左右の余白部にピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮び上がります。

(4)マイクロ文字
平成5年12月1日以降に発行されたお札と同様に「NIPPON GINKO」と書かれた小さな文字が印刷されています。凹版印刷では従来の文字よりも小さい文字を取り入れているほか新たに地紋印刷による文字が導入され大小取り混ぜた文字が曲線的にデザインされています。
(5)深凹版印刷
「弐千円」などの漢字や守礼門の図柄は、従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されています。お札の表面全体にざらつき感があるので他の券との違いもわかり易くなります。

(6)識別マーク(凹版)
目の不自由な方が指で触って識別できるように、従来の「すかし」に代えて一層ざらつきのある「深凹版印刷」によるマークを導入しています。マークは点字の「に」をデザイン化しています。

(7)特殊発光インキ
平成5年12月1日以降に発行されたお札と同様に、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外光をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋模様の青色部分が黄緑色に発光します。

偽造に関する主な取締法規
偽札を作ったり、偽札と知りながらそれを使用した場合には、法律で罰せられます。また、本物の日本銀行券の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも、同じように法律で罰せられます。
不審な日本銀行券を見つけた時には、ただちにお近くの警察、または日本銀行までお知らせください。
(主な取締法規)
▽ 通貨偽造・変造罪(刑法第148条第1項)
→ 無期又は3年以上の懲役
▽ 偽造通貨・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)
→ 無期又は3年以上の懲役


