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国際標準化(ISO規格)について

国際標準化(ISO規格)について

国際標準規格の1つであるISO規格は、国際標準化機構(ISO)で開発されている規格である。法的に定められない限りにおいて、各国で開発される国内規格がISO規格に準拠するかは任意とされている。もっとも、WTO/TBT協定(注1)(貿易の技術的障害に関する協定)によって、国内規格等に対する適合性評価手続きについて、ISO規格のような国際標準規格の定める指針又は勧告を基礎として用いることが義務付けられている。このため、ISO規格は国際規格として重要なだけではなく、各国内で開発される規格にも大きな影響を与える。

また、ISO規格開発の対象は、従来はモノが中心であったが、近年では、例えば、情報セキュリティのマネジメント手法(ISO 27000シリーズ)といったモノ以外に広がっている(注2)。国内委員会事務局(注3)が担っている金融サービス分野(TC68)においても開発対象となる国際標準化規格の範囲は広がりを見せている。


  1. (注1)WTO/TBT協定はWTO一括協定となっており、WTO加盟国のすべてに適用される。
  2. (注2)規格開発を行うことを目的に設置されている技術委員会(Technical Committee : TC)で開発対象とされる分野について、初期に設置された委員会には、ねじや締結用部品といったモノに関する委員会が多く、近年に設置された委員会になるほど、ヒューマンリソースマネジメント(TC260)、アセットマネジメント(TC251)といったマネジメント関連の規格開発を目的とした委員会、および人材育成と非公式教育サービス(TC232)、心理分析サービス(TC230)といったサービス関連の規格開発を目的とした委員会が増加してきている。ISOに設置されているTCについては、日本産業標準調査会(JISC)(外部サイトへのリンク)を参照。
  3. (注3)同事務局は、決済機構局決済システム課情報技術標準化グループが担当しており、金融サービス分野(TC68)にかかる情報技術等の国際標準化活動を行っている。

規格開発におけるプロセス

ISOの規格開発は、ISO Directivesで基本プロセスが定められています。プロジェクト段階、関連文書、略語は以下のとおりです。

規格開発におけるプロセス
プロジェクトの段階
( )はステージコード
関連文書(名称) 略語
1.予備段階
(00)
予備業務項目(Preliminary Work Item PWI
2.提案段階
(10)
新業務項目提案(New Work Item Proposal NP又はNWIP
3.作成段階
(20)
作業原案(Working Draft WD
4.委員会段階
(30)
委員会原案(Committee Draft CD
5.照会段階
(40)
国際規格案(Draft International Standard DIS
6.承認段階
(50)
最終国際規格案(Final Draft International Standard FDIS
7.発行段階
(60)
国際規格(International Standard IS
8.見直し段階
(90)
国際規格(International Standard IS
技術仕様書(Technical Specification TS
技術報告書(Technical Report TR
  • CIB : Committee Internal Balloting(委員会内投票)
  • SR : Systematic Review(定期見直し)