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2011年11月28日
日本銀行決済機構局
電子マネーの発行枚数は着実に増加を続けている。また、端末台数の高い伸びも続いており、利用機会拡大の動きが継続している。こうしたもとで、電子マネーの決済金額・件数はともに増加を続けている。伸び率はひと頃に比べ鈍化しているものの、1枚あたりの利用回数や入金されている残高が増加を続けるなど、身近な小口決済手段として浸透しつつある様子が窺われる。
日常的な支払いの決済手段に関するアンケート調査をみても、小額決済に電子マネーを選択する割合は年々高まっている。ただし、都市の規模や利用者の年代別の利用状況をみると、かなりのばらつきがみられる。これは電子マネーの利用がなお普及途上にあることを示唆している。電子マネーの市場規模の拡大とともに、その拡がり方にも注目していく必要がある。
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