調査・研究

ホーム > 調査・研究 > 日本銀行レポート・調査論文 > 調査論文 2013年 > (論文)2012年末の本邦対外資産負債残高

2012年末の本邦対外資産負債残高

2013年5月31日
日本銀行国際局

要旨

1. 12年末の本邦対外資産負債残高1

対外資産は、前年末比円安になったことによる円建評価額の上昇や投資額の増加から中長期債が増加したほか、外貨準備も円安に伴って円建評価額が増加したことから、増加した。一方、対外負債は、本邦株価上昇により株式が増加したほか、借入も増加したため、全体でも増加した。対外純資産は、対外資産の増加幅が対外負債の増加幅を上回ったことから増加した(11年265.4兆円→12年296.3兆円)。

対外資産、負債、純資産は比較可能な期間2で過去最高の水準となった。

  • 対外資産負債残高

2. 項目別の特徴点

(1)直接投資(対外直接投資:89.8兆円、対内直接投資:17.8兆円)

対外直接投資残高は、15.5兆円(+20.9%)増加した。
対内直接投資残高は、概ね前年並みであった。

(2)証券投資(対外証券投資:305.1兆円、対内証券投資:180.5兆円)

対外証券投資残高は、42.8兆円(+16.3%)増加した。
対内証券投資残高は、23.0兆円(+14.6%)増加した。

(3)金融派生商品(資産:4.6兆円、負債:5.3兆円)

資産・負債ともに、概ね前年並みであった。

(4)その他投資(資産:152.9兆円、負債:162.0兆円)

資産残高は、12.7兆円(+9.1%)増加した。
負債残高は、26.5兆円(+19.6%)増加した。

(5)外貨準備(資産:109.5兆円)

8.9兆円(+8.9%)増加した。

本邦対外資産負債残高は、財務省・日本銀行が「平成24年末本邦対外資産負債残高」として5月28日に公表したもの。地域別残高計数本ホームページにおいて公表している。

  1. 報告漏れに伴う訂正(「国際収支状況及び対外資産負債残高の一部訂正について」<2012年12月10日公表>)を受け、過去の計数を一部訂正している。
  2. 資産、負債は1995年以降、純資産は1986年以降。

日本銀行から

本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合は、予め日本銀行国際局までご相談ください。
転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。

照会先

国際局国際収支課

E-mail : boj-bop@boj.or.jp