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マクロストレステストから何がわかるか

第2回ストレスセンサスを踏まえた考察

2002年10月31日
細谷真
清水季子

日本銀行から

マーケット・レビューは、金融市場に関する理解を深めるための材料提供を目的として、日本銀行金融市場局が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問は、日本銀行金融市場局 清水までお寄せ下さい。

以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (kmr02j10.pdf 43KB) から入手できます。

要旨

 金融市場局では、市場参加者が想定するストレスシナリオを集約・分析するため、第2回ストレスセンサスを実施した。これは、市場に大きなショックが加わった状況を想定して市場規模で一種の「防災訓練」を行うことを目指したものである。ストレスの展開を理解する際には、複数のリスクファクターの変化から生じる複合的な影響、ストレスの発生・伝播のスピード、および金融経済環境や市場構造の変化に伴う市場全体のストレスに対する耐久力の変化などを十分に考慮すべきであることが、ストレスセンサスを通じて明らかになった。特に、ストレスが実体経済・金融資本市場・銀行セクターという3部門間で悪循環を起こす場合には、政策面から悪循環を断ち切ることが必要である。ストレスセンサスから得られる情報を市場参加者と共有し、ストレスの発生・伝播メカニズムに対する理解を深めることにより、金融市場全体のストレスに対する耐久力向上に役立てていきたいと考えている。