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マネタリー・エコノミクスの新しい展開:金融政策分析の入門的解説

2004年12月22日
企画局
鵜飼博史
鎌田康一郎

日本銀行から

 日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

 内容に関するご質問は、日本銀行企画局 加藤までお寄せ下さい。

 以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (rev04j08.pdf 93KB) から入手できます。

要旨

中央銀行が金融政策を行う際には、先行きの経済・物価情勢に関する正確な予測と金融政策が経済活動や物価に与える影響についての的確な分析が不可欠である。後者の分析を行う経済学の分野はマネタリー・エコノミクスと呼ばれる。この分野では、長い間、ケインズ経済学に基づくIS−LM分析が標準的な分析手法として教科書に記述されてきた。しかし、近年、「新しいケインズ経済学(New Keynesian Economics)」と呼ばれるマネタリー・エコノミクスの一分野が欧米の学界を中心に急速な発展を遂げており、政策の波及経路、不確実性下の最適金融政策、金融市場とのコミュニケーション等、金融政策に関する様々な重要なテーマについて興味ある分析が行われるようになっている。現実の金融政策運営を考える際には、理論には組み入れられていない様々な要素も考慮する必要があるが、本稿は、現実の経済との関係も意識しながら、「新しいケインズ経済学」に関して平易に解説することを目的としている。