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クレジット市場の発展に関する一考察 〜クレジット・デリバティブ市場を中心に〜

2005年 3月24日
中山貴司
河合祐子

日本銀行から

 日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

 以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (rev05j04.pdf 46KB) から入手できます。

要旨

「市場価格が得られないために、リスク計測の高度化が図れない」、「リスク計測が高度化しないから、銀行からリスクが移転されず市場が育たない」。国際決済銀行(BIS)のグローバル金融システム委員会のある作業部会において、このような議論が交わされた。これは、一見「鶏が先か、卵が先か」と同じく答えの出ない議論のようであるが、クレジット市場の発展に向けて有益な視点を提供している。本稿では、クレジット・デリバティブ市場の構造を調べることによって、市場が持続的に発展していくためのメカニズム、すなわち、信用リスク計測の高度化と、そこから得られる情報に基づいた金融機関による機動的な信用リスクの移転・取得が市場の厚みをもたらすとの考え方を提示する。