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不確実性下の金融政策

2005年11月30日
金融研究所 武藤一郎
調査統計局 木村 武

日本銀行から

 日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するものです。ただし、レポートで示された意見や解釈に当たる部分は、執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

  内容に関するご質問は、日本銀行金融研究所 山本までお寄せ下さい。

 以下には、(要旨)を掲載しています。全文は、こちら (rev05j17.pdf 178KB) から入手できます。

要旨

 マクロ経済の構造や金融政策の波及効果について、中央銀行がリアルタイムに正確な知識を有することができれば、金融政策のパフォーマンスを良好にすることは比較的容易であろう。しかし、現実には、中央銀行が金融経済の情勢判断に最善を尽くしたうえでも、それらに関して完全な知識を得ることはできない。このため、経済・物価の先行き見通しが不確実であることはもちろん、現在の経済状況(例えば、GDPギャップの大きさなど)の判断についても不確実性が残る。中央銀行は、そうした不確実性に向き合いながら、政策の意思決定を行っていかなければならない。近年、マネタリー・エコノミクスの分野では、経済構造や政策の波及効果などについて不確実性が存在する場合に、中央銀行はどのような考え方に基づいて政策運営を行っていくことが望ましいか、活発な研究が進められている。本稿は、そうした研究成果のエッセンスを紹介したものである。