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シャドーバンキングの現状

:金融危機後の国際的な動向と監視・規制に関する取組みを中心に

2015年7月16日
金融機構局 須藤直*1、平良耕作*2、中村康治*3

  1. *1現国際決済銀行
  2. *2現金融市場局
  3. *3現調査統計局

要旨

シャドーバンキングとは「通常の銀行システム外の主体または活動による信用仲介」を指す。金融危機以降、欧米を中心に、高リスク・複雑・不透明であるとの見方が示されているが、一方で、銀行システムによる信用仲介を補完しているとの肯定的な評価もある。主要国全体のシャドーバンキングの資産規模は、大括りに定義した場合、銀行部門の半分程度と巨大なものになっており、金融危機以後も緩やかに拡大している。銀行部門に対する金融規制の強化が進む中、シャドーバンキングに対する監視や規制のあり方についての国際的な議論も進展してきており、実施段階に至っているものもある。もっとも、関連する統計の整備や分析の蓄積といったシャドーバンキングに対する実態把握力の強化に向けた課題も残されている。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

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