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主要国における24/7即時振込導入と決済サービスの高度化

2017年3月9日
決済機構局 渡邊二沙子、柳井聡史

要旨

近年、夜間や休日を含め1年365日、1日24時間いつでも振込が可能となり、また、資金を受け取った側が、速やかに資金を利用できる「24/7即時振込」を導入する取り組みが多くの主要国で進められている。また、このような取り組みとあわせて、情報伝達や情報保護に受取人のインセンティブを活用する「支払リクエスト」の導入や、さらには金融EDIの導入など、さまざまな新しい取り組みも進められている。これらは、新しい情報技術を決済インフラの革新につなげていくイニシアチブとして、理論面・技術面から興味深いものであり、日本の決済インフラを向上させていく上でも参考になるものと考えられる。

日本銀行から

日銀レビュー・シリーズは、最近の金融経済の話題を、金融経済に関心を有する幅広い読者層を対象として、平易かつ簡潔に解説するために、日本銀行が編集・発行しているものです。ただし、レポートで示された意見は執筆者に属し、必ずしも日本銀行の見解を示すものではありません。

内容に関するご質問等に関しましては、日本銀行決済機構局決済システム課(代表03-3279-1111)までお知らせ下さい。