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外国為替レート・輸入物価変動から国内物価への波及の大きさおよびその要因の分析*1

2002年11月
粕谷宗久
平形尚久

日本銀行から

日本銀行調査統計局ワーキングペーパーシリーズは、調査統計局スタッフおよび外部研究者の研究成果をとりまとめたもので、内外の研究機関、研究者等の有識者から幅広くコメントを頂戴することを意図しています。ただし、論文の中で示された内容や意見は、日本銀行あるいは調査統計局の公式見解を示すものではありません。

なお、ワーキングペーパーシリーズに対するご意見・ご質問や、掲載ファイルに関するお問い合わせは、論文の執筆者までお寄せ下さい。

以下には、(概要)を掲載しています。全文は、こちら (cwp02j10.pdf 409KB) から入手できます。

概要

 金融政策の目標が国内物価の安定であるならば、輸入物価や外国為替の変動が国内物価にどう影響を与えるかを把握しておくことは重要であろう。本稿は、輸入物価・為替レートの変動が国内物価にどのように影響を与えてきたのかを複数の観点から検証した上で、その波及度合いの要因まで踏み込んで分析した。日本のデータを用いた実証結果によれば、為替レートの変動が国内物価に与える影響は、輸入物価の変動の影響より概して小さく、また、為替レートの国内物価へ与える影響は、必ずしも一定でない。さらに、これらの要因を検討したところ、幾つかのあり得べき要因の中でも、発生した変動が恒久的か一時的かが重要な要因であることがわかった。

Keywords:
prices, CPI, exchange rate, imperfect competition

JEL classification:
E31, F41

  1. *1本稿の作成に当たっては、井澤秀記氏、河合正弘氏、および、白塚重典氏、関根隆敏氏他日本銀行のスタッフの方々から有益なコメントをいただいた。また、千家倫彦氏、坂上紳氏、有永恵美氏には研究の補助をしていただいた。本稿に示された意見、見解は、筆者個人のものであり、日本銀行あるいは調査統計局のものではない。