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与信ポートフォリオの信用リスク計量における資産相関について

本邦のデフォルト実績データを用いた実証分析

2008年6月
橋本崇*

要旨

 本稿では、本邦企業を業種、企業規模、信用度、地域によりグループ分けし、実際のデフォルトの時系列データに基づき、マートン型のファクター・モデルにより資産相関を推定し、比較・検討を行った。

 その主な結果は以下のとおりである。

  1. 資産相関の推定のためには、1種類の共通ファクターのみでは必ずしも十分ではない場合があること。
  2. 資産相関は、業種、企業規模、信用度、地域の各グループのなかで、ばらつきがみられること。
  3. 企業規模別にみると、資産相関は規模の大きい企業で大きく、規模の小さい企業では小さい傾向があること。
  4. 信用度別にみると、資産相関は、信用度の高位の企業と低位の企業で大きく、信用度が中位の企業で小さい傾向があること。
  • 金融機構局(現総務人事局)。連絡先は、金融機構局リスクアセスメント担当
    (E-mail:post.fsbe65ra@boj.or.jp)。

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