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潜在金利モデルを用いたインフレ・リスク・プレミアムの計測

2015年4月16日
今久保圭*1
中島上智*2

全文掲載は、英語のみとなっております。

要旨

本稿では、拡張した潜在金利モデルを用いて、名目金利と実質金利のイールドカーブからインフレ・リスク・プレミアムを抽出する。本稿のモデルは、潜在金利をゼロ金利制約と組み合わせることで、アフィン型の期間構造モデルに特有の推計バイアスを回避できることが特徴である。インフレ・リスク・プレミアムは、時間を通じて一定ではなく、物価変動の上振れ懸念と下振れ懸念の相対的な強さに応じて、プラスにもマイナスにもなる。本稿のモデルを日本と米国のデータに適用したところ、米国のインフレ・リスク・プレミアムが基本的にプラスで推移する一方、わが国のインフレ・リスク・プレミアムは、2013年にプラスに転じるまでの間、長期にわたってマイナスとなっていたことが確認された。

JEL分類番号:
E31、E43、E52、G12

キーワード:
インフレ・リスク・プレミアム、ターム・プレミアム、潜在金利、ゼロ金利制約、期間構造

本稿の作成にあたり、日本銀行のスタッフから有益なコメントを頂いた。記して感謝の意を表したい。ただし、あり得べき誤りは筆者ら個人に属する。本稿の内容と意見は筆者ら個人に属するものであり、日本銀行の公式見解を示すものではない。

  1. *1日本銀行企画局 E-mail : kei.imakubo@boj.or.jp
  2. *2日本銀行企画局 E-mail : jouchi.nakajima@boj.or.jp

日本銀行から

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