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証券取引におけるフェイル、フェイル慣行とは何ですか?

フェイルとは、証券取引の決済に関し、取引当事者の信用力とは異なる理由により、当初予定していた決済日が経過したにもかかわらず、証券の受渡しが行われていない状態をいいます。

わが国では、2001年(平成13年)1月の国債決済の即時グロス決済(RTGS)への移行を機に、フェイル慣行が新たに導入されました。フェイル慣行とは、当初の決済予定日が経過した時点で証券の受渡しが行われていなくても、そのことのみをもって債務不履行(デフォルト)とはせず(契約を解除せず)、これを容認する市場慣行です。

フェイル慣行が導入された背景には、RTGSのもとで決済事務の増大や取引の連鎖による決済の遅延などが避けられないことから、市場流動性の確保や決済の円滑化のためには一定のフェイル発生が不可避との認識がありました。

その後も、市場関係者の間でフェイル慣行の定着に向けた見直しが実施されてきています。

わが国の国債取引に関するフェイル慣行については、日本証券業協会が取りまとめた「国債の即時グロス決済に関するガイドライン」や「債券のフェイルの解消に関する規則」において、フェイルが発生した場合の取扱いや、フェイル状態が長期間継続した場合の解消方法に関する基本的な規則が定められています。

関連ページ

フェイルの発生状況に関するデータについては、「フェイルの発生状況」をご覧ください。

参考

日本証券業協会のホームページ

わが国におけるフェイル慣行の一層の定着に向けて―フェイル慣行の意義・役割と米国の取組み事例を中心に―(金融市場局、日銀レビュー 2009―J―12、2009年10月)

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