
TOP > 対外説明・広報 > 日本銀行を知る・楽しむ > 教えて!にちぎん > 金融システムの安定 > マクロ・プルーデンスとは何ですか?
マクロ・プルーデンスでは、特に、金融システムを構成する金融機関や金融資本市場等とそれらの相互連関、実体経済と金融システムの連関がもたらす影響が重視されます。
わが国では、バブルの生成・崩壊を含む様々な金融危機を経て、マクロ・プルーデンスを重視する動きが強まってきています。また、2008年(平成20年)のリーマン・ブラザーズ証券の破綻をきっかけとする国際金融危機以降は、国際的にもマクロ・プルーデンスの重視が大きな潮流となっています。
こうした動きの背景には、次のような認識のもと、「個々の金融機関の健全性を確保するだけでは、金融システム全体としての安定を必ずしも実現できるわけではない」との見方が強まっていることがあります。
個々の金融機関単位でみた場合には限定的と考えられるリスクであっても、多くの金融機関が同一方向でのリスクテイクやその解消を行えば、想定以上の市場価格の変動や信用の拡大・収縮が引き起こされ、金融システム全体を不安定化させるリスクがあります。
デリバティブ取引などの新しい金融技術の普及や、ヘッジファンドなどの多様な機関投資家の出現を背景に、金融取引が多様化・複雑化してきており、こうした複雑な取引の連鎖が、金融システム内部のリスクの所在や規模を把握しにくい状況を生んでいます。
マクロ・プルーデンスの考え方を実現するための具体的な政策的枠組みや手段(マクロ・プルーデンス政策)については、国際的にも様々な議論が行われていますが、一般に、(1)金融システム全体の状況とシステミック・リスクの分析・評価、(2)システミック・リスクの抑制を目的とした政策手段の実行やその勧告、といった機能を包含するものと理解されています。
・ 日本銀行によるマクロ・プルーデンス面での取組みについて教えてください。
・ 日本銀行のマクロプルーデンス面での取組み(2011年10月)