
TOP > 銀行券/国庫・国債 > 銀行券・貨幣 > 銀行券の偽造防止・券種の識別性 > 新しい日本銀行券(一万円券)の偽造防止技術について
2003年 8月22日
日本銀行
先般、平成16年(2004年)7月頃に発行予定 (注)の新しい日本銀行券(一万円)の印刷が開始されました。
新券には、現行券以上に偽造を防ぐための様々な工夫が施される予定です。以下では、新券の偽造防止技術について解説します。
お札のユーザーである国民の皆さんには、こうした工夫について良く理解して頂きますようお願いします。
(注)1. 2003年12月19日、財務省は、新券の発行開始を延期し、平成16年(2004年)の秋頃とする旨公表した。
2. 2004年6月17日、日本銀行は、新券の発行開始を平成16年(2004年)11月を目処とする旨公表した。
3. 2004年8月10日、日本銀行は、新券の発行開始を平成16年(2004年)11月 1日とする旨公表した。


[1]すかし
[2]超細密画線
[3]凹版印刷
[4]マイクロ文字
[5]特殊発光インキ
角度を変えると、画像の色や模様が変化して見えます。
(桜の模様)
(額面金額)
(日本銀行の「日」の文字を図案化したマーク)
光に透かすと、すき入れられた3本の縦棒が見えます。従来のすかしよりも、パソコンやカラーコピー機等で再現しにくいものです。

お札を傾けると、表面左下に「10000」の文字が、裏面右上に「NIPPON」の文字が浮び上がります。
(表面)
(裏面)
お札を傾けると、左右の余白部にピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮び上がります。

平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色)と同様に「NIPPON GINKO」と書かれた小さな文字が印刷されています。従来の文字よりも小さい文字を取り入れているほか、新たに地紋(細かい曲線などで描かれたお札の地模様)にも大小取り混ぜた文字がデザインされています。

平成5年12月1日以降に発行されたお札(記番号が褐色)と同様に、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外線をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋の一部が黄緑色に発光します。

新券の図柄は、従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されています。

目の不自由な方が指で触って識別できるように、従来の「すかし」に代えて一層ざらつきのある「深凹版印刷」によるマークを導入しています。

* なお、上記のうち(3)〜(8)については、現行二千円券において既に採用されています。
偽札を作ったり、偽札と知りながらそれを使用した場合には、法律で罰せられます。また、本物の日本銀行券の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも、同じように法律で罰せられます。
不審な日本銀行券を見つけた時には、ただちにお近くの警察、または日本銀行までお知らせください。
▽ 通貨偽造・変造罪(刑法第148条第1項)
→ 無期又は3年以上の懲役
▽ 偽造通貨・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)
→ 無期又は3年以上の懲役