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【特定職(業務分野特定タイプ)】安西 わかな

【特定職(業務分野特定タイプ)】安西 わかな

下関支店 総務課長

2010年4月  横浜支店入行 発券課 業務課 総務課 2014年4月  新潟支店 2018年10月  政策委員会室 2022年6月  金融機構局 2023年5月  下関支店

支店でチームを牽引する面白さ

現在、下関支店の総務課長として、これまで経験を重ねてきた金融経済情勢の把握や地域金融機関のモニタリングに加え、広報やマネジメントの役割を担っています。若手メンバーと一緒に企業経営者を訪問して情報を集め、統計データを踏まえて景気情勢判断の議論を重ねることで、メンバーの成長を促すとともに、より質の高いアウトプットに繋げていくことにやりがいを感じています。総務課長の仕事は幅広く、支店運営を支える役割も求められます。セキュリティの確保に加え、自然災害や感染症などに対応しながら、職員の健康管理や支店の人員確保に取り組んでいます。中央銀行の業務を継続することで地域経済に貢献するという強い責任感のもと、他部署と連携しながらマネジメントすることも醍醐味の1つです。

私の原動力

私は「地域金融経済の発展に貢献できる仕事がしたい」と考え、日本銀行を志望しました。入行後、約8年間は支店で地域経済と向き合いました。3年目には、多数の経営者の方などから売上や受注動向などの情報を聞き取り、各種経済統計を収集・分析し、景気情勢を判断する調査業務を経験しました。集めた情報を咀嚼し、思考を重ねながら、日々変化する景気情勢を見極めていく仕事は難しい反面、記者会見などを通じて、自分が調査したことが世の中に発信され、それがまた企業の経営判断などに使われることに、やりがいを覚えました。

5年目には、金融機関の経営状況やリスク管理体制を点検する金融オフサイトモニタリングの仕事に従事しました。地域の人口や事業所の減少が進む中で、地域金融機関の経営統合に関する情報収集と発信を行いました。地域からの反響の大きさを目の当たりにし、地域の金融システムの安定を維持する一翼を担うことに責任を感じた瞬間でした。

2つの支店勤務で感じたやりがいや責任感は日本銀行だから味わえるものであり、今でも私の仕事の原動力になっています。

コロナ禍でも情報発信を継続する使命

政策委員会室広報課では、日本銀行と報道機関との懸け橋の役割を担いました。日本銀行は、金融政策決定会合や支店長会議、ボードメンバーの記者会見などが毎日のように報道されます。裏方として多くの関係部署との緻密な調整を行い、迅速かつ丁寧な情報発信を実現するためのロジスティックス(運営)を担いました。特に印象に残っているのは、コロナ感染症拡大初期における対応です。内外金融市場の不安定な動きや企業の資金繰りの悪化などを背景に、日本銀行の政策への関心が高まる中、様々な手段を用いて感染対策を講じながら、情報発信を継続しました。非常事態の最中だからこそ、日本銀行に対する社会の関心の高さを実感するとともに、日本銀行の使命を強く意識する機会になりました。

ワーキングマザーとして

私は1年間の産休・育休を経て、現在、2歳の子供の育児をしながら仕事をしています。他社で勤務する主人が遠隔地での在宅勤務を利用することで、一家で引っ越しすることが実現しました。総務課長は、入行当初からの1つの目標でしたが、ワーキングマザーとなった時に諦めかけていましたので、そのスタート地点に立つことができたことに感謝しています。育児と仕事の両立は大変な面もありますが、周囲の心温かい理解・サポートに支えられています。課内には自分だけでなく、他にも育児や介護と仕事の両立に励んでいるメンバーがいます。お互いが助け合いの精神を持ち、仕事を続けやすい職場の雰囲気作りに取り組んでいきたいと思います。

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