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【一般職】西村 紀代

【一般職】西村 紀代

広島支店 業務課

2015年4月  広島支店入行 発券課 2017年8月  広島支店業務課

私は現在業務課に所属しています。「政府の銀行」としての国庫金の取扱いや、「銀行の銀行」としての日銀ネットを通じた取引先金融機関との資金決済を行う業務内容は、社会との繋がりを感じることが出来る、とてもやりがいのある仕事です。

業務課の仕事は、法令や複雑な制度の下に多くのルールが定められていますので、取引先の官庁、金融機関からの様々な問い合わせに対応することも少なくありません。問い合わせへの対応には、専門的かつ幅広い事務知識を必要としますので、初めは先輩や上司に繋ぐことしか出来ず、自分の知識不足を痛感することもありました。

そうした中でも、自分が対応出来なかった問い合わせについては、先輩・上司に教えていただいたり、自分で内部手続きを読んで理解して、一歩一歩前進することを心掛けています。最近では、取引先からの問い合わせにも自分の知識で対応出来る機会が増え、一段と仕事が楽しくなってきました。このように、日々の努力や学びの積み重ねが自分の仕事に直ぐに繋がりますので、自身の成長を実感し易い職場だと思います。

現在の主な担当業務は、金融機関が日本銀行に預けている預金の受払、金融機関への貸出およびそれに伴う担保の受払です。これらの業務は、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動への影響を踏まえた「新型コロナウイルス感染症対応金融支援特別オペレーション」や、民間における気候変動対応を支援するための「気候変動対応を支援するための資金供給オペレーション」といった金融政策決定会合で決定された金融政策に大きく関わっています。

金融機関から提出を受けた担保の審査や受払の事務は、金融機関の資金繰りに大きく影響することから、正確さが求められるうえ緊張感もありますが、その分、自分自身がとても重要な業務に関わっているとの実感と喜びもあります。また、金融・社会情勢と共に変化する仕組みに素早く対応する中で、社会と自分との繋がりを感じられるところが醍醐味でもあり、今の担当業務に深く興味を持って取り組んでいます。

「物価の安定」と「金融システムの安定」を使命とする日本銀行において、支店はその目的達成のための「第一線」であり、地域経済を支える重要な役割を果たしています。将来的には、その支店を支える一般職として、実務のプロになることは勿論のこと、心の面でも後輩の支えになれるような存在を目標にしています。日本銀行には、幅広い知識と高い使命感・責任感を持って仕事に臨み、人とのコミュニケーションを大切にしている方が多くおられます。このような志を持つ上司や先輩から学びながら、目標に向かって進んで行きたいと思います。

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