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【一般職】松本 明莉

【一般職】松本 明莉

発券局 総務課 事務支援グループ

2017年4月  発券局入行 日本橋発券課 鑑査グループ 2017年7月  発券局戸田発券課 鑑査グループ 2018年10月  発券局日本橋発券課 運営保管グループ 2022年6月  発券局日本橋発券課 小口出納グループ 2023年4月  発券局日本橋発券課 運営保管グループ 2024年10月  発券局総務課 事務支援グループ

私は入行後、日本銀行の発券局に配属され、さまざまな業務を担当してきました。学生時代に専攻した建築・デザイン分野とは異なる業界に就職したため、最初は不安でいっぱいでしたが、丁寧な研修のおかげでこなすことができました。最初の配属先では、機械を使って銀行券の真偽鑑定を行うとともに、再度の流通に適するものか否かを検査し、選別を行う部署で勤務しました。慣れない仕事をなんとかこなす日々でしたが、休暇で海外旅行に行った際に日本の銀行券の綺麗さにふと気が付き、世の中に流通する銀行券の品質を保つことで、便利にかつ安心して利用できることの重要性を実感することができました。その後、全てのお金の保管をする金庫事務に携わりました。多くの部署との連携が重要で、チームのメンバーと協力しながら執務したことを覚えています。窓口部署では、金融機関や個人のお客様の現金引換えを行いました。外国人のお客様にも対応する機会があり、臨機応変な対応が求められました。その後、寄託銀行券・貨幣、公文事務など多岐にわたる仕事を行う部署を経て、現在は秘書業務を担当しています。

いくつかの部署を経験する中で私が成長を実感したのは、窓口部署で引換事務を行った際のことです。お客様から、大雨で汚れてしまった大量の現金が持ち込まれ、手作業で処理しなくてはなりませんでしたが、チームのメンバーと協力することで事務を進め、綺麗なお金に引換えることができました。経験したことのない事務量をやり遂げられるのか不安ではありましたが、お客様からお帰りの際に直接お礼を言われ、笑顔で帰られるのを見た時に自分の仕事が役立っていることを肌で実感し、大きなやりがいを感じました。

また、外国人のお客様に対応した際には、簡単な英語を使いながら引換事務の手続きについて説明しました。なかなか大変でしたが、根気強く説明した結果、理解していただき、上司や同僚と協力しながら乗り越えたときには成長を実感することができました。そのほかにも最近では、2024年7月の新紙幣発行に向けた準備に関わり、実際に自分が携わった業務がニュースで報道され、自分の仕事の重要性を実感することができました。

現在は総務課事務支援グループで、局長の秘書として執務しています。その中でも、スケジュール管理に細心の注意を払って取り組んでいます。様々な案件のスケジュールを同時並行的に調整することはとても大変ですが、それぞれの案件がスムーズに進み、局員の皆さんから感謝された時には大きな達成感があります。日々の業務で心がけているのは、視野を広く持ち、基本的な報告・連絡・相談を徹底することです。急な変更や咄嗟の判断を求められるような場面では落ち着いて行動するよう意識しています。業務の安定した遂行、より効率的な事務遂行に向けて今後も努めていきたいです。

将来の目標は、周囲の人と力を合わせながら、より高度な課題に対応できる人になることです。世の中の皆さんが便利にかつ安心して銀行券を利用できるよう、中央銀行員として、日々の銀行券に関する業務を通じて、社会に貢献していきたいと思っています。また、プライベートでは趣味のピラティスやボルダリング、韓国語や英会話等と幅広く取り組んでいます。これからも仕事とプライベートを上手に両立させ、毎日を充実させていきたいです。将来目標とする姿に近づけるよう、これからも日々の業務に取り組んでいきたいと思います。

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